未来の光はいつ? |  ZEPHYR

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― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
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 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

昨日19日はニュージーランド付近、ケルマデク諸島を震源とするM6.9(USGS発表推定値。日本気象庁はM7.3としている)の地震がありました。
地震発生時のホロスコープを調べてみると、やはり月が土星・天王星のハードアスペクトに対して凶角で刺激を加えており、この凶星コンビのアスペクトが弱体化するまで、月が関与する時を軽視できないことが分かってきます。
次に同種の配置になるのは26日なので、このときを注意日として追加しておきます。一応、2月の予測の中には26日までを注意日とする20日前後のものがありましたが、それとは別原因のもので、かなり強い暗示だということで、特記しておきたいと思います。


さて、私の占星術のお客様の中には、結構、金融関係の方がいらっしゃいます。
昨年、「もうすぐアメリカと日本の経済はダウンします」とある人に警告した後、リーマンの破綻があり、現在の状況に至ったのですが、忠告を聞いてくれたその方は損失を軽く留めることができたというような経緯があり、相談が増えたのです。
最近よく聞かれるようになったのは、「この不況がいつまで続くのか」「いつ景気が持ち直すのか」という質問です。
今年の予測を立てる段階で、頑張って半期ではなく一年間をずっと見てきました(昨年は半期ずつに分けて予測を行いました)。なぜ一年間を見たのかというと、私自身、この社会不安の渦巻く中で、いつ希望が見いだせるのか、知りたかったし、予知できるのならその時期を皆さんに知らせたいと思ったからです。

しかし、この一年間の世界的な運気の推移を見ていくと、やはり今年中に景気が持ち直すことは考えにくいことが、最初の段階で分かってしまいました。
もっとも希望的な見方をして、この春には土星・天王星の凶星コンビが沈静化するので、春から夏にかけてしばらく穏やかな横ばいの時期があるだろうということ、そして夏以降秋にかけて、もう一度凶星コンビが復活しますので、その時期にまたダウンすることがあるかも知れないが、その後はゆるやかに回復に向かうだろうということでした。
一番厳しいのはこの1、2月であることは明々白々で、運気的などん底はここです。
しかし、回復にはどうしても時間がかかります。

いつになったら、これは終わるのか?
安心して生きていけるような環境が戻ってくるのか。

これは誰もが知りたいことでしょう。
私も知りたい。
それに金融関係者の方からの問い合わせもあります。
そこでさらに一年以上を延長して、先のことを見てみました。あくまでも経済中心で、ですが。
そうして時の流れを追ってみると、「この時期になれば経済は持ち直す。とくに日本経済は好調になる」と思える時機の到来を発見しました。

それは、2011年です。
その前年の2010年から、お金の動きが活発化してきます。後半期には投機も勢いがついてきます。とくに不動産投資。
ということは、逆算してあと一年半(早ければ一年)。我慢の時が続きます。
今年の回復は、今の政府の無策ぶりも手伝って、もはや早期の回復は望めないでしょう。昨年末に迅速な手を打てば、それは有効となるということを予測の中で申し上げてきましたが、日本の場合、すでに手遅れです。
もちろん今からでもやるべきことはやって頂きたいのですが。

結果的に、そのため回復は2011年にまでずれ込むというのが、ホロスコープ解読上の予測です。
少なくとも来年になれば、現在のような状況は影を潜めます。経済が活性化し始めるからです。しかし、雇用や財源の問題に明るい兆しが見えるのは、2011年からでしょう。

やはり今年の状況は良くありませんが、だからといって日本経済が一年間のこの冬の時期に完全にダウンしてしまうことなど考えられません。
まだ詳しくは見ていないのですが、アメリカの景気回復の時期にも左右されます。
このあたりはまたいずれ。

しかし、2011年には私たちは安心できるようになります。
これはほぼ間違いないと思われます。