冥王星の洗礼を受けた身として |  ZEPHYR

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― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

今年も、もう終わりですね。
今日からまた6連続勤務になります。年末年始、当然、お休みはありません。

充実した一年でした。いろいろと変化もありました。

思えば、この2~3年は激動でした。
とくに2006年から今年にかけて、私の太陽には冥王星が重なってきていました。「死と再生の星」である冥王星です。まさにそれを象徴するような出来事が、次々に襲いかかってきました。
一時は絶望的になったこともあります。
細かいことをいえば、一度サービス業の職場を離れ、戻ったこと。占星術から手を引こうとして、やはり戻ったこと。これらもまさに冥王星的な作用と言えるでしょう。終わってみれば、ですが。
しかし、どんなに苦しいときでも妻や子供たちが私を支えてくれました。
愛こそが、やはり人を救う。
だから辛くとも、幸せだけは維持できました。

冥王星は今、山羊座に入宮しています。次の水瓶座への移行は、2023年から24年の始めにかけて、やはり星座の境界線上を出たり入ったりを繰り返しながら行われます。
14、5年先のことになります。
これから15年間、山羊座生まれの方は、この冥王星の洗礼を受けます。
ただ、15年間ずっと受け続けるのではなく、自分の出生太陽に冥王星が重なるときが(おそらく3~4年)、メインになると思われます。きっと私と同じような「死と再生」の儀礼を通過するようになるでしょう。

そして、その後にきっと大きな喜びが待っているのではないでしょうか。
そしてこのサイクルの中で、山羊座的なものはすべて変容していくでしょう。
射手座のサイクルの時に冥王星があったとき、「宗教」がテロや戦争と大きく結びついたように。

射手座の性質が本格的に刷新されるのは、1995年から今年までに生まれた子供たちが成長し、世の中に大きく関わるようになるのを待たなければなりません。
ざっと言えば、20~30年後以降、世界の宗教は大きく変わります。哲学や人生の理念、法律、大学、貿易、国際関係、あるいは旅行のスタイルや手段といったものが根本的に変わるでしょう。
世界統一宗教ができるとしたら、この頃以降ではないかと考えています。

山羊座の人は、これからが大変な時期です。
もちろん、個人によって程度は異なりますし、良い変化を体験する人も増えるでしょう。

しかし、冥王星は復讐の星だと言うことも記憶しておいて下さい。
そこへ同調すると、冥王星の悪しき一面を引き寄せることになります。
恨みつらみ、妬み、仕返し。こういったことを、この大晦日までに心から掃き出して、大掃除してしまって下さい。
そうすれば、きっといい形でこの15年を過ごせます。