月とカニと中国と |  ZEPHYR

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ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

昨夜、仕事を終えて帰宅すると、北京オリンピックの開会式がフィナーレに向けて盛り上がっていました。
遅い晩ご飯は、コロッケと冷や奴、イカソウメン、そして前日に下津井の知人の漁師Kに分けて頂いた、ワタリガニと豪華な食卓。
毎年、K君にはカニを分けてもらうのですが、見て下さい。このデカさ。
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横に置いているのは、350mlの缶です。ワタリガニでこんなの、普通は見ません。
でも、ここまででかいと、ちょっと味も大味でした。
一回りか二回りくらいの大きさのが、味は濃厚。ワタリガニらしい柔らかな味に、舌鼓を打ちながら、フィナーレの聖火台点火と花火までを見ていました。


選手たちは皆、リラックスしたムードで、その表情を見ていると、少し安心しました。
これからの激戦、思う存分、力を発揮して欲しい。
胡錦涛さんなんかは、きっと開会の様子に、大満足なんだろうなあ。
しかし、テレビなんか買うお金もなく、避難生活を余儀なくされている四川省の人達には、別世界の出来事というよりは、不満をいっそう募らせるものかも知れない。
一方で中国へフライトする航空機に爆弾を仕掛けたとの、爆破予告メールなどがあり、離陸した便が引き返したり、出発を見合わせたりと、やはり航空機関連のトラブルが。
どこも非常な警戒をしているはずで、実際にテロを行うことは難しいはずですが、やはりオリンピック期間中は注意しておかないと。
また競技場を爆破するとの予告も。
騒々しい。

ヨッドがもっとも危険でシビアな配置になったあたりで(7日以降)、グルジア軍による南オセアニア州への攻撃が開始されました。
南オセアニアはグルジアからの分離独立を主張しており、親ロシア。
ロシアはグルジアに対抗し、戦車150両で侵攻、またロシア機はグルジア領内を攻撃したとのことで、軍事緊張が一挙に高まりました。
これはもはや小競り合いではなく、「戦争」が始まったとの見方が強いようです。

平和の祭典が行われる一方で、戦争が行われる。
その平和の祭典も、体制の厳重な監視下で行われる。
なんとも息苦しい感じです。

選手の活躍を見て、ただ無邪気に一喜一憂したいものです(それで良いのかも知れませんが)。

昨日は東京でも震度4の地震があったとのこと。
「東京」だけに、ちょっとびっくりしました。
今日0時53分にも青森県東方沖で地震があり、最大震度は3でした。
浅間山も噴火の恐れがあり、火口周辺への立ち入りが規制されたとか。
大地も騒がしい。これから火星と冥王星の関係が密度を高めるので、当分、この種の話題は続くと考えられます。

ところで、中国という国は、占星術の世界では、「月」ないし「土星」で暗示されます。
月は蟹座の支配星。
昨日はカニづくしの日だった?

人の心に愛が、世界に調和が満たされますように。