
本文はここから
Ameba×TBS アナCAN 連動ブログTBS アナCAN 公式HP
気にするわけがない。
などと、占星術師でもある私が言うと、自己否定発言に思えるかも知れませんが、掘り下げていくと決してそうではないことをご理解頂けると思います。
前にもクチコミネタで、血液型のことが話題になったことがありますが、そのときは参加しませんでした。
ので、血液型、星座などに関する私の立場、考えを交えながら「なぜ気にしないのか」を述べさせて頂こうと思います。
そもそも、血液型や星座などが性格に関係があるのか?
星座に関して言うならば、それはないはずがありません。ここを否定すると、完全に自己否定ですね。占星術師は数多くの鑑定経験から、当然、それが当たることが分かっているはずで、でないと占星術などやっていないはずです。
ただ、いわゆる12星座占いのような単純なものを、そのまま真に受けるというようなことは、ナンセンスです。
12星座占いというのは、太陽が12星座のどれに入っているかだけを問題にしているのであって、本格的な占星術では太陽の他にも月、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星、月のノード、ASC(生まれたときの東の地平線)、MC(天の頂上)など、すべての感受点について検討を加え、性格や運勢を読み取っていきます。
この中でも性格に大きな影響を与えるのは、太陽、月、ASCなどです。これらの感受点がどの星座にあるかは、かなり大きな問題なのです。
たとえば太陽が牡羊座にあると、一般には情熱的で猪突猛進、活動家、熱しやすく冷めやすい、などと言われますが、他に月が牡牛座にあると、思いの外どっしりと落ち着いた感情面が加わり、牡羊座的な勢いがたいぶ影を潜めます。牡羊座はスピーディですが、牡牛座はスローです。そのスピード感の食い違いはかなり大きく、上記のような組み合わせで太陽と月があると、「物事を決めるのには時間がかかるが、一度決めるとブルドーザーのような勢い」とか、「非常に冒険的なことをやろうとするが、そのプロセスは牛歩」といった傾向が出てくることも考えられます。
これにさらにASCが、双子座にあるとすると、情報通になり、様々な世間や周囲からの知識に反応するようになります。またそのように周囲からは見られますが、中身は保守的で、自分の興味の範囲だけで動こうとする性格になるかも知れません。
こんな感じで、それぞれの感受点の与える個人への影響をすべて読み解いていかないと、その人の性格など分からないのです、実は。
つまり、たとえば獅子座生まれの人は、一般に射手座や牡羊座の人が相性が良いとか言われていますが、実際は相性が悪いと言われる蟹座や山羊座の相手でも、太陽以外の月やASCが獅子、射手座、牡羊座など相性の良い星座に入っていれば、十分に理解しあえることになります。
共有しているものがあるわけですから。
皆さんの中にも、個人的な体験から、たとえば「蠍座の人とはうまくいかないことが多かった」とかいう理由で、苦手意識を持ったりすることがあるかも知れませんが、これはそれまでお付き合いした蠍座の人に、たまたまあなたとの接点がなかっただけなのかも知れません。
すべての蠍座が、あなたと合わないわけはないのです。
したがって、いわゆる12星座の生まれ程度の情報を気にして、苦手意識を持ったり、遠ざけたりしていると、本当に大事な出逢いが制限されてしまう可能性もあります。
「では、お前は12星座程度は気にしないにしても、もっと詳しい情報なら気にするのか?」という問いを発せられるかも知れませんが、実は私個人はこれも気にしません。
それは「合う人間とだけお付き合いしよう」とは思っていないからです。
むしろ人間関係は合わなかったりこじれたりする、何かしら不具合な部分が発生するときの方が、学びが大きいからです。
筋力だって、通常以上の負荷をかけなければ、増強はされません。
占星術には「座相」というものがあります。星と星の間に発生する意味ある角度関係のことなのですが、これにも「調和」「不調和」の二種類があります。
調和の角度は、120度、60度、30度などで、不調和は180度、90度、45度などです。
0度は星の意味によって調和にも不調和にもなり、もっとも強力に働きます。
調和の角度で構成された星の配置にあるとき、人は楽に生きられます。楽しいことが多いはずですし、人間関係も好調です。
ところがこのような安穏とした環境で生きているときには、人間には成長があまりないのです。
現状を打破したり、改革を迫ったり、大きな脱皮をしたりするような星の配置は、いわゆる不調和なものでないと難しいと言われます。
不調和=不運と取られがちですが、実際には大きなチャンスを与えられているとも考えることができます。
個人の運勢と、対人関係も同様です。
相性の良い楽な人間関係はいいものですが、ぬるま湯のようなものです。
不調な人間関係を否定すると、個人の大きな成長はありません。
したがって、私は嫌いな人間、合わない人間も、あえて好んで付き合おうとは思いませんが、職場で一緒にいるとかいう分には避けて通るようなことはしません。
異性とのお付き合いや結婚でも、多くの人間が相性的に合う相手と過ごすことを好むのは当然ですが、いかに相性が良いと言ってもしょせんは他人です。合わない部分もある。
その合わない部分にこそ、お互いの大きな学びと成長が秘められているのであって、人によってはそこで寛大さを身につけ、またある人は勤勉さを習得し、またある人は優しさを覚えるのです。
ただ、私の場合、縁あって私の身近に存在するようになった人、お付き合いが深まった人などは、やはり占星術で見たりします。それはどちらかというと、好奇心ゆえです。
結果的にそのような人と自分の間には、非常に深い星宿の導きがあるのを発見したりします。
しかし、これは結果論であって、逆はないのです。
結果がこうなるはずだから、この人と付き合おう、というのは歪んでいます。
したがって「気にしない」のです。
血液型はというと、12星座以上に気にしません。
そもそも人間を4種類に分類しようと言うのは、暴論です。
ただ、私は12星座以上に希薄な、ある種の傾向は創り出すだろうと思っています。
なぜそう思うかというと、血液型という「型」が現に存在しているからです。
白人種、黒人種、黄色人種というものが存在し、それぞれの人種にもきわめて希薄な傾向が存在すると思います。性格的にも肉体的にも。
たとえば黒人種は陽気でバネがある、とか、そういうものです(これも非常にざっくりとした見方で、偏見に近いかも知れませんが)。
血液型も人間の肉体が持っている一つのタイプですし、肉体は人間の心にある程度の影響を与えて当然だと考えます。
たとえば占星術では、人の容姿や表面的な性格は、ASCが作り出すと言われています。
このASCに木星が関わると、木星の持っている性質がこの人に反映されます。どうなるかというと、「寛大さ、おおらかさ」を与えられるのです。
同時に木星の持つ「拡大、繁殖」傾向が出て、容姿が肥満傾向になることがあります。
これは考えてみれば当然で、わりとずぼらで大ざっぱな性格になれば、自己管理も弱くなり、つい甘いものに手を出して肥満に……という流れもあるのです。
ASCに土星が絡むと、痩せ形で勤勉になります(ざっくりとした見方)。
人間の性格傾向を、よく昔から、筋肉質体型、肥満体型、痩せ形体型などで、分類することが行われていましたが、それは占星術的にも根拠があるものなのです。
私は当然、血液型にもある傾向を作り出すだけの要因があるだろうと考えています。
ただ筋肉質体型・肥満体型のように普通は目に見えないものなので、理解されにくいだろうとは思います。しかし、やはり肉体と心は切り離されたものではないと考えます。
が、やはり。
「気にしません」。
理由は星座と同様です。
合わなくても、そこにこそ学びがある。
ちなみにうちの家族4人は、オールO型。
射手座(私)、水瓶座(子供2人)、魚座(妻)という形で、三つつながっています。
子供なんて、誕生日が1日違いです。
きれいに並んでいるでしょ?