そして、彼女はやって来た |  ZEPHYR

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ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

今日は雨。
さすが雷雨男の私。自ら動くときはよく降る降る。
しかし、雨が降らなければ作物は育たず、地は枯れ、虹も出ない。

雨の中、車を走らせ、倉敷へ。
待ち合わせの場所は、はじめて訪れるカフェだったが、すぐに見つけることができた。
雨の中、待つこと十数分。
彼女はやって来た。

私が今日、口説く相手だ。
これまでの何度かの接触で、好感触は得ている。
きっと落とせる。いや、必ず落としてみせる。

カフェでパスタを食べながら、私は言葉を重ねた。
「私のところへ来て欲しいんだ」
「いいの、あたしなんかで」
「君じゃなきゃ、ダメなんだ」
「ほんとに?」
「もちろんだよ」
脚色率50%。でも、大筋はそんなものだ。
小さな障害物も可愛いもの。
「わかった。じゃ、やるわ」

というわけで、まずはお知らせから。
ZEPHYRに新しい風が吹き込んできました!
神奈女凛(かなめ・りん)です。
性別、。
性質、ドM。
年齢、謎。
職業、怪しい仕事。
男運、サイテー。
以上です。これからZEPHYRのミステリーを創作する際の、超強力な援軍となることは間違いありません。

そして、もう一つ。
薫葉豊輝君がよんどころない事情でZEPHYRを退会します。
今までありがとうございました。

ZEPHYRは誕生期である第一期を終えます。
これから第二期へ。
はっきりとした成果を出す、創造と発展の第二期へ。

ご期待下さい。