10日です。
今月の最初の山を乗りきったかなという気がします。
8~9日の前後の期間に起きた事件としては、6日、イスラエルの神学校で起きた銃乱射事件、そしてイラクでは55人が死亡した最悪規模の連続爆弾テロが、国際的にも非常に影響が大きい事件でしょう。
日本では個別には悲惨な事件、陰惨な事件もありましたが、大きな地震といった被害はありませんでした。もっとも地震に関しては、この月の半ば以降のほうが要注意なので、安心するのは早すぎます。
震度3、4といった小規模の地震に分散されたように思えることが救いです。
私はこの山場での事件は、流血を感じさせるもの、軍やテロが関係したものとなる可能性が強いと思っていましたが、それが起きたのは結局、そうした事件の温床となる怨嗟がある土地だったということでしょう。
そんなことを思いながら、今日の新聞を開いていると、
「旅客機テロ未遂」
という記事を見つけました。7日、中国・ウイグル自治区ウルムチを飛び立った旅客機が、テロリストに乗っ取られ、最終的に北京に向かったが、無事に取り押さえられたということ。
中国から出た情報のため、詳細は不明ですが、ウイグル独立運動に関係した事件のようで、北京五輪を前にこの問題が深刻化しているらしい。
テロリストがどのような手段を取ろうとしていうのか不明ですが、北京の重要施設、政府施設に突っ込むなどの手段も考えていた可能性もあります。
ウイグルはトルコ系民族で、地域的にイスラム教徒も多い。自爆テロ的な手段に訴える覚悟だったのかも知れません。
もし、そうなら、本当に911の再現となっていた可能性も……。
そう考えると、ゾッとしました。
やはり本当に危険な時期だったことは間違いないようです。
と、同時にこれが未遂に終わったのは、もしかして本当に祈りが通じた……?
ふと、希望の光を見た気がしました。
祈りが通じるかどうかなんていうのは、科学的な実証は難しい。
もちろん状況証拠はあります。
そのうち、そんな記事を書こうと思いますが、そんな実証よりも本当は重要なことがあります。
それは平和や調和を祈る気持ちになる人が、この世に存在しているということです。
そんな人が一人でも二人でも、増えることです。
アブラハムは近づいて主に言った。
「あなたは本当に、正しい者を悪い者といっしょに滅ぼし尽くされるのですか? もしや、その町に50人の正しき者がいるかもしれません。その中にいる50人の正しき者のために、その町をお赦しにはならないのですか?」
「もしソドムで、私が50人の正しき者を町の中に見つけたら、その人のために、その町全部を赦そう」
「私は塵や灰に過ぎませんが、あえて我が主に申し上げるのをお赦しください。もしや50人の正しき者に5人不足しているかも知れません。その5人のために、あなたは町全部を滅ぼされるのでしょうか」
主は仰せられた。
「滅ぼすまい。もし私がそこに45人を見つけたら」
(中略)
「もしやそこに20人見つかるかも知れません」
「滅ぼすまい。その20人のために」
「我が主よ、どうかお怒りにならず、今一度だけ私に言わせて下さい。もしやそこに10人の正しき者が見つかるかも知れません」
「滅ぼすまい。その10人のために」
<創世記、18章よりの抜粋>