昨日は倉敷市民文学賞の授賞式に、審査員の一人として出席させて頂いた。
11回を迎える今回の市民文学賞、私は第1回の時から審査に関わらせてもらっている。
小説、随筆、童話、現代詩、短歌、俳句、川柳、と部門があり、それぞれの部門をさらに一般と小中学生部門に分けている。
私が関わらせてもらっているのは、もちろん小説部門だ。
倉敷では熱心な学校の先生が指導なさっているところがいくつかあって、それぞれのジャンルで小中学生の応募が非常に多い。
そこで一般部門と小中学生部門が分けられるようになったのだが、今年の授賞式には学生服を着た受賞者の皆さんの中に、本当にまだかわいらしいとしか表現しようのない少年少女の姿もあった。
小説部門に限っていうと、本年度はやや質的には物足りないものがあり、大賞受賞作は選出されなかった。
ただ全体的に傾向では、とくに小中学生部門で作品の向上がめざましいものがあり、いずれ大人顔負けの作品の応募があるのではないかと期待させられる。
今回の小中学生部門での入選作は、どちらも中2の女子生徒が書いたもの。
それぞれに良い特色を持っていた。
授賞式の後、茶話会が受賞者と審査員の間で持たれるのだが、楽しい一時だった。
もしかしたら彼女たちがいずれ、小説家として世に出る機会があるのではという期待も込めて、様々なお話を同じ審査員のK先生とさせて頂いた。
プロとアマチュア、どこが一番違うのかということも。
倉敷市にお住まいの方、もしよろしければ次回、倉敷市民文学賞に応募されてみてはいかが?