温暖化が叫ばれているのに、今年の冬は異常である。
例年だとひと冬に一度あるかないかという積雪が、三週連続であり、しかもさらに今日、四度目の降雪が……。
このままだと確実に積もる(町はともかく、山の中の我が家は)。岡山県南は比較的温暖で、降雨降雪が少ない地域だ。
積雪なんて、ひと冬に一度あるかどうかという世界なのに。
温暖化という全体の流れに矛盾した出来事に思えるが、自然界にはホメオスタスシス(恒常性の維持)という機能がある。
何かの状況を変化させようとしたとき、そのものを現状に留めようとする力も働くということだ。作用反作用の法則に似ている。
おそらくそうした自然界の巨大な振幅、ゆらぎが、このように私たちが身近に感じられる出来事にもなってきているのだと思う。
皆さんの住んでいる地域によって、そうした兆候は様々に現れていると思う。
気がつけば、そこにもここにも、サインがある。
しかし、人間はその一つ一つのサインは、つい見落としがちになる。
もう少し、こういった問題に危機感を持ち、敏感になるべきなのではないかと、自分自身思う。
とっくに自然界は、普通ではなくなってきている。
一つ一つのサインが比較的、小さな出来事であった時期は、もう終わろうとしている。
局地的な豪雨による水害、ハリケーン、地震、旱魃、そして疫病。
非常に大きな不幸という、目立つ形となって、私たちの前に現れてきている。
なぜ?
地球温暖化の原因は、様々にいわれている。
もっとも声高に叫ばれているのはCO2であり、私もその要因抜きには現在の温暖化はあり得ないと思う。このまま大気中におけるCO2の割合が増加し続け、ある臨界に達するともう地球が熱的に暴走するのは止められなくなるという説もある。
それはもうそこまで来ていると。
しかし、太陽黒点活動や、これまでに地球が長期的に繰り返してきた何らかのサイクルが関係しているのではないかという見方もある。
縄文時代、日本列島はもっと温暖だった。
縄文海進=海岸線はもっと内陸にまで入り込んでいた。
地球が温暖化と氷河期を繰り返してきたことは間違いない。
これらすべてを統括する科学的な十分な説明も、はっきりとは成されていない。
昨日、ちょっと耳鳴りが連続していた。
地震の兆候でなければ良いが……。