幸せになってほしい女性たち |  ZEPHYR

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― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

ここ数日、すごいシンクロニシティ(意味のある偶然の一致)を目の当たりにしている。
まず二日の間に、四人の女性に会った。内、三人は占いをしたが、残る一人もかつて占ったことのある女性Hで、今度占いをすることになっている。
そしてこの四人の女性の内、三人が共通した運命学的な特徴を持っていた。

その三人は、ASC(誕生したとき東にある地平線)が同じ星座だった。
すべて蠍座だった。
星座はご存じのように、12星座ある。ASCは毎日ぐるぐる一周するものなので、一日にかならず12種類の違いが発生するものだ。

三人連続で、同じASC星座の人間に当たる確率は、単純に考えれば1728(=12×12×12)分の1でしかない。
たとえば一日に三人の占いをするとしよう。
すると確率論的には、
1728÷3=576
となり、576日に1回はそういうことがあることになるが、実際は占いを毎日やっているわけはない。2日に1回だと、倍の1152日に1回の確率。
私は今、月曜と火曜を占いにあてているのが基本なので、本当は7日に2回というわけで、
576×7÷2=2016
である。
つまり、本当は約5.5年に1回(=2016÷365)しか起きない出来事となる。

さらにこの3人には、もう一つの共通したものがあった。

私は数秘術も研究している。
数秘術は生年月日と名前を単数化した数字にする占い。
名前はアルファベットに直し、そのアルファベットを数字に置き換え、合計する。
合計した数が、25というような数だったら、単数化するためにさらに2+5=7というような計算を行い、基本的にはすべて一桁の数字にする(11と22だけは例外)。

簡単に言うと、生年月日と名前から、それぞれ1~9(と11、22)までの数を導き出す占いと考えて頂いたら良い。
そして私は身近な人間、ある程度の情報を知っている人間、百数十人の統計を取り、この生年月日と名前から導き出される数が一致している女性、ダブっている女性には際だった傾向があることを確認している。
結婚せず自分のやりたいことをやっている女性、結婚したいのになぜか縁がない女性、結納までしたのに直前に向こうから破談にされた女性、すでにもう何度も離婚している女性、過去の失敗から立ち直れず男にもてあそばれた女性……。
とにかく出方が激しい。
とくに問題となっているのは、結婚、恋愛であることが異常に多い。

ASCが一致していた女性三人は、じつは全員がこのダブりにはまっていたのだ!
この秋には結婚することになったと報告してくれ、また今度占って下さいと言った6のダブりのHさん。
彼氏と遠距離恋愛をしている5のダブりのAさん。
そしてマスター・ナンバー11がダブっている(最強のダブりといって良い)、もう波瀾万丈な人生のJさん。

11は1+1=2として、2のグループとも考えられ、とりあえず人間を1~9までの数で分けるのが数秘術の基本だから、誕生日と名前の数の組み合わせは、
9×9=81
で、81通りあることになる。
そのうち数が一致しているのは、1と1、2と2、3と3……という組み合わせで(当然ながら)、9個ある。
81分の9だから、もちろん9人に1人は数がダブっている人間が存在することになる。

つまり、三回連続でダブりの人間に遭遇する確率は、
729(=9×9×9)分の1ということになる。

これを先のASCの確率と組み合わせたら……。
いや、もうやめよう。
私は、数学が得意なわけではない。

とにかく普通ではあり得ないシンクロニシティであることは、ご理解頂けると思う。
このうちのJさん。
去年の夏に占いをして、その翌日、とある書店でばったり遭遇した、超シンクロニシティ女性(ブログ記事にも書きました)。
彼女と会うのを、私は今回もとても楽しみにしていた。
波瀾万丈なのに、とても強い女性で、「しょうがないよね」と笑いながら生き抜いていく、そんな女性。
今回の波も乗り切って欲しい。

数秘術の数のダブりの女性が、なかなか良いご縁に恵まれないというのは、これはものの本には書いていない。たぶん日本ではじめて、私が言い出しているのではないかと思う(ただ、他にも気づいている人は当然いると思う)。
私がやっている数秘術は、カリオストロ式ではなく、アルファベット式計算を行うもので、これでやったときにこの傾向が確認されると追記しておきます。

ただ、数のダブりの女性がみんな、恋愛や結婚に不運で縁がないとかいうことは決してない。
私の知人でただ一人、良い旦那さんをつかまえて、今幸せいっぱいの9のダブりの女性がいる。
おそらく数のダブりの女性は、よほど縁の深い男性とでなければうまくいかない、逆に言えば、それだけ運命的な相手が用意されている可能性があるということだろう。

ただ、そういう女性たちはやはり運勢を見ても、
「大変だなあ……」
と、思わず漏らしてしまうことが多い。

みんな、ガンバレ!
どうか、幸せになってくれ!