空を巡る星に翻弄されつつ |  ZEPHYR

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ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

昨日は子供たち2人分のハッピーバースデーをしました。
毎年、1日か2日の、どちらか都合の良い方の日でお祝いをすることになっています。さすがに二日連続でケーキはきついし、二日連続で仕事を休むのも難しい。
なので、それが通例になっているのです。
子供たちの好きなメニュー、エビフライ、ポテトサラダで食事をした後、ケーキのキャンドルに火を灯した。
18の娘と今日15になる息子が同時に吹き消し、家内が買ってきてくれたケーキを、皆で食べました(うまかった、これがまた)。

ちぃさん。
我が家は家族仲良しなのが、一番の取り柄です。
私はもともとややドライな性格なのですが、自分の肉を分け与えた子供というものがこの世に現れて、本当の意味で人を愛することが実感できるようになった気がします。
家内はもともと愛情の人ですが、私は愛を実践的に身につけていくタイプなのですね。

昨日は良い報告が、もう一つありました。
先月、突然、視力が急激に低下し、緊急入院となった隣の家に住む親戚のおばちゃん(母の従姉妹で、両親の椎茸栽培を手伝ってくれている)は、来週の月曜日に退院できる運びとなりました。
視力の低下の原因は、脳梗塞で、それが手足や口にまで影響が出ることが恐れられていましたが、その後の経過から危険はなくなったと判断、担当医が退院を許可してくれました。
家族と変わらぬお付き合いをしているおばちゃんが帰ってくるというので、まずはひと安心。

その直前にあった丸亀の親戚の不幸、私の体調不良など、我が家を見舞った地震は、これで終息に向かいそうです。
じつは先日やった12星座占いの中で、射手座の下旬、それも終わり頃の生まれの人(私です)は、1月26日、6月14日、11月27日の冥王星が星座の境界をまたぐ時期の前後に、その震動を受ける可能性があることを指摘していました。
まさにその実例となってしまいました。
これはたぶん、同様に山羊座の初旬、しかも山羊座に入ったばかりの日付に生まれた人にも言えるかと思います。

なので、今後、ちょっと注意して下さいませ。

じつは、2008年の12星座占い。
その後、何人かの人からの近況報告を受け、書いたことが的中というのか、実現していることが分かりました。
書いたことそのものではなく、若干、違ったニュアンスで出ている人もいましたが、やはりそれぞれの人にスター・エフェクトが発現しているようです。

西洋占星術で未来を予測する方法は、何種類もあります。そのうち、私はこれまでプログレッションという手法を重視してきました。もっと基本的で、個人の運勢の変化を見るときには最適なものです。
プログレッションにしても、さらにいくつかのやり方があるし、プログレッション以外にもトランシット、ソーラー・リターン、ルナ・リターン、サターン・リターンなど、数多くの未来予測法があり、日々研究が進められています。

このうちトランシットは、現在の世界情勢や未来を分析するためには、非常に重要な手法で、決して軽視してきたわけではないのですが、私はこれをもっと深く研究する必要を感じ始めていたのです。
でないと、地震などの災害、戦争、疫病などの予知はできない。

今年の12星座占いなどということになると、トランシットの出番です。
ですから、これをやったのは、私にとって決してお遊びではなく、このトランシットをより深く学ぶための自己課題だったのです。
星座も上旬中旬下旬に分けることで、より精度の高い占いができたことも大きいと思いますが、結果的にスター・エフェクトが実現している人が多く、実は私の方が驚いてしまった。
トランシットの有効性の高さに。

本当はこれに、プログレッションやソーラー・リターンなどその人個人が持つ運勢を調べ、さらに複合的な見方をして、はじめてその人の今年の運勢が分かるのですが、12星座占いはそういった高度な作業はしていない。にも関わらず、かなり影響が確認できた。

驚きです。

トランシットは、現在空を巡っている星の配置が問題となります。
そして個人の運勢を占う場合、そのトランシットの星と自分の生まれたときの星が、どう関わるかを見ていきます。
たとえば自分の出生の月に対して、真反対の星座に今空を巡っている火星がきて、誤差がほとんどない状態になると、頭に血が上りやすくなります。
感情(月)が激発(火星)しやすいわけです。
それも対向星座からの作用ですから、外的な作用でそれが起きると見るわけです。
なので、人から言われたことや起きた事件に対して、普通では考えられないくらい、カッカカッカ、頭にきて怒ってしまうという事態が発生するのです。

またこういう作用も、もともと出生図の中で、その人の月と火星が関係を持っていたり、火星が非常に目立つ活動をする人は、スイッチが入りやすいと考えられます。
強烈なラジオ電波に対し、、その人はぴったりのチューナーをもっているというわけです。
逆に同じ配置になっても、出生図の中で月と火星が無関係だったり、火星が控えめだと、あまり強力に作用せず、こういう人は普段からあまり怒りもしないと考えられます。

まことに神秘的です。
皆さんも日常生活の中で、何かのスイッチが入りそうになったら、「待てよ」と思いとどまってみるのも良いかもしれません。
「これはもしかすると、何かを受信しているのではないか?」

良いことなら、行け進めでいいですが、何か悪しきことを呼びそうな反応は、疑ってみて下さい(^_^)v