我らに光を |  ZEPHYR

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― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
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 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

いよいよ、明後日、26日、冥王星の家移り(星座移動)が行われる。

前回の阪神淡路大震災の時も、冥王星がまさに蠍座から射手座へ星座の境界をまたぐ日に地震が起きたが、厳密に言えばまだ冥王星が蠍座にある時点で地震は発生した。蠍座の29.98度である。

射手座の0度と、蠍座の30度は同じ度数だ(一つの星座は30度ずつだから)。わずか0.02度の誤差など、視覚的宇宙ではないも同じだが、私が言いたいのは、まさにその瞬間、0度の時にのみ、ピンポイントで何かが起きるのではなく、そのときの他の星との状況次第で、ある程度の誤差、許容範囲をもって効力が発揮されると言うことである。実際、過去の世界大戦などの時もそうだった。

13年前のことを思い出して頂きたい。
その年、起きた重大事件は、阪神大震災だけではない。地下鉄サリン事件も、同年に発生しているのだ。
地底、地下の神、冥王星と二つの事件が通底しているのが分かると思う。

冥王星の家移りは、その瞬間にだけ作用するのではない。
その前後の時間に、世界を揺るがす大きな振動を発するものと考えられる。
そしてこの作用が現実化するときには、普通では考えられない、異常事態が生まれる傾向があるということだ。
まずこういう大局的な視野を失ってはならない。
それを見過ごして、ピンポイントで1月26日という日付を騒ぎ立てるのは、あまり褒められないだろう。

また、今回の冥王星効果がかならずしも地震という形で起きる保証は、じつはどこにもない(そんな保証、あったら困るが)。
大きなテロや戦争、サリン事件のような異常事態かもしれないのだ。
ましてや今回は、1月26日、6月14日、11月27日という3回にわけて、冥王星は星座の境界を出たり入ったりを繰り返す。
ということは、今年一年に冥王星効果は、かなり分散させられるという見方も可能になる。
それでも、これらの日付の前後に何かが起きる危険度は、やはり他のケースよりも高いと見るべきだろう。

とりあえず、今回、冥王星が射手座の0度になる瞬間、それは26日の12時41分である。
比較的、危険な地域が北米とアジア、それぞれあることも指摘した。
前記事をご参照下さい。

しかし、これは理論的な予測に過ぎない。
外れることを心底願う。
何事もないことを、とにかく祈念したい。
人が大勢死んだり、町が破壊されたり、戦乱が起きたり、こんな事はもうたくさんだ。
見たくない。
そのために幣立神宮に(写真を通じて)、祈りを捧げたのだ。
どうか、我々に光を。