ここ数ヶ月のサビアン・シンボル |  ZEPHYR

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ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

「荒れて波立つ水の上を飛ぶ白い鳩」 5月下旬~
「高価な宝石に満ちた宝石店」 6月下旬~
「恐ろしい顔つきで馬に乗るインディアンの戦士が、ベルトに人間の骸骨を吊るしている」 7月中旬~
「広い公共の公園」 8月中旬~
「スペイン人の伊達男が、恋人にセレナーデを歌って聞かせる」 9月初旬~
「年老いたインディアン女性が、通行人に彼女の部族の工芸品を売っている」 10月初旬~
「『人生の変化』を経た女性が、新しい愛を体験する」 11月~
「テーブルを前にして働く二人の靴直しの職人」 11月下旬~
「古い城のテラスで行進している一匹の孔雀」 12月下旬~

上記の印象的な言葉は、サビアンシンボルです。
占星術の技法の一つで、12星座はそれぞれ30°なのですが(合計360°)、その1°ごとに付加されたイメージがこのサビアンシンボルなのです。
そして上記のサビアンシンボルは、今年の夏以降の私自身のものです。
どうやってこれを導くかというと、進行の月(自分の出生図からスタートして、少しずつ移動している星々のことを進行天体という)を見ます。
進行の月はほぼ毎月1°強を進むので、毎月の運勢を見るのに適しています。

ただ動きが速いので、重大で長期的な決定がこれで行われるとは見ません。
しかし、日常の生活方針や、半年なら半年の流れを読むのにはうってつけです。

さて、上記のシンボルは牡牛座の後半のもので、地域的伝統、文化的な伝統など自分が所属している背景を確実性のあるものにしたり、持久力や実力を発揮したりしていく全体的な流れがあります。
SKホテルに勤めていた私が、転職の話を持ちかけられたのが、6月の頭でした。それ以前にも一度あることはあったのですが、具体的な誘いとなったのが、この「荒れて波立つ水の上を飛ぶ白い鳩」のときでした。

これはさまざまな意味があるのですが、問題を解決する天啓や助けの暗示でもあります。また自身、不安定な環境の中に飛び立つとも見ることが可能です。
ただこのサビアンには、あくまでも伝統的な、自分が所属していた世界の中に解答を見いだすという意味があります。

そして次が「宝石店」のサビアンです。
これは伝統的にやってきた職能や技芸を磨くことで、自分の立場を有利にしようとする意味があります。

次の「インディアン戦士と骸骨」ですが、これが自分の所属している部落、世界、文化、伝統などを守るために戦う姿勢を意味し、同時に自分の立場も脅かされる暗示も含んでいます。
この時期に私はSKホテルの最後の仕事をしています。
つまりこの時期の私の行動は、今後の暮らしのために家族を守り抜くという決意から、身が危うくなってもSKホテルから離れるという結果に結びついていたと読むことができます。

8月中旬以降。「公園」のサビアンの期間、私は久々に落ち着いた暮らしを体験します。
これは恩恵や安らぎのサビアンだからです。有給休暇中、まさにその通りでした。

次の9月初旬以降の「セレナーデを歌うスペイン人」のサビアンから、自分の技能や技術を使って新しい可能性に向かう流れができますが、「スペイン人」のサビアンは自分の歌という武器を持って、世間に働きかけるわけで、私の能力をもって世渡りをしていかないといけないことになります。
この頃、新しい会社のために私はまさにそれまで自分が培ってきたサービス業の知識や能力を持って、世間的な対応を迫られることになりました。
具体的には、その会社の寮で朝食と夕食を出すようにするという話を受け、それを具体的な形にするために計画し、経理的な面も概算ですが、詰めていきました。

次の「工芸品を売るインディアンの女性」は、さらに自分の持つ能力や技能で商売をし、利益を得ようという、より積極的なシンボルです。
これが今まさに私のサビアンシンボルなわけです。

そして来月、正確には今月の29日あたりからなのですが、「『人生の変化』を経た女性が、新しい愛を体験する」というサビアンシンボルに移行します。

これは推理小説に似ています。
今月の終わりから来月にかけて、私は何を体験することになるのでしょうか。