まずは食から!(夫婦円満の秘訣は? part.1) |  ZEPHYR

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 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

うちの奥さんは、料理が上手です。
本人は「普通よ」と言うと思いますが、少なくとも結婚してからこの方、彼女の作ってくれる食事に不満を抱いたことはありません。

結婚する前ですが、ある人に
「男が家に帰ってくるかどうかは、奥さんの料理がうまいかまずいかにかかっている」
と言われたことがあります。ちなみにこの発言をした人間は、既婚者で女性です。

ある程度、影響力のある問題かな、とも思います。
もっとも私は奥さんの作る料理がまずかったら、自分でなにか作ろうとするかもしれません。器用ですから、すぐになんでもやってしまいます。
しかし、外食は増えるかもしれません、やはり。
以前の深夜に帰宅するという生活パターンでは、くたくたになって帰ってなにかを作るというのは無理です。そんなことをしていると睡眠時間も減ります。

うちの奥さんは深夜でも起きて、ご飯を用意してくれました。
天ぷらみたいなものだと、夕ご飯の残りをチンするのではなく、あらためて私が帰ってから揚げてくれましたし(深謝)、かりに電子レンジで出来上がっているものを温めて食べるにしても、まずかったためしなどありません(まれに凝ったことをして味付けを間違うことがあるようですが)。

べつに食事を作るのは奥さんの仕事ではありません。ここは誤解のないように。
奥さんがいなかったら(仕事などで)、旦那さんがやればいいのです。
実際、奥さんの勤めの都合で、私は子供たちと自分の朝ご飯とお弁当を長く作っていた時期がありました。
夫婦で協力するのは当然です。
仕事でなかなか凝ったことができないんだという奥さんもいると思いますし、一概に「こうでなければいけない」という話ではありません。
うちなんか、両親と同居してますから、料理の作り手はもう一人いるわけで。

しかし、奥さんのご飯がおいしいかどうかは、結構重要な問題であることは間違いありません。
外食が増えたら、当然、夫婦のコミュニケーションも減り、お互いに不平不満が溜まります。
うちでも奥さんがいるときといないときでは、食卓がまったく違っています。
ただ言われたものを作りましたというのと、美味しいものを食べさせてあげようという気持ちの溢れたものの違いです。

これは子供でも、見たらすぐわかります。
感じます。
「お母さんがいるときはごちそうだね」
食材にたいした違いはないのです。ただちょっとしたこと。たとえば彩りのきれいなサラダも用意するとか、付け合わせがあるとか、そういうことだけでも違ってきます。

夫婦円満の秘訣は?
と問われたら、その一つは「食」と答えてしまいます。
というわけで、このテーマのpart.1でした。