新世紀名探偵創造の楽屋 |  ZEPHYR

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ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
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 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

『時効警察』が終わってしまった。

久々にはまって見ていたテレビドラマだったのに。

オダギリ・ジョー扮する霧山修一郎刑事が、時効になった事件を「趣味」で解決していくこのシリーズ、毎回爆笑、失笑しながら楽しませてもらっていたのに、最終回とは残念。


だいたいが帰宅が24:00とか、普通になる仕事をしているので、ちゃんと見られるドラマって希少なんですよね。その上、テレビはもともとあまり見ないたちで、見たいのはニュースが筆頭。

だからよけいにひいきの番組が終わるのは悲しい。


オダギリ・ジョーは好きな俳優で、じつは『仮面ライダー・クウガ』あたりから見ていたりする。別に彼の軌跡を追いかけたりしないけど、自分が書く名探偵を演じてもらいたいなあと感じるのは彼だった。



ところで今、「ZEPHYR」で新世紀の名探偵を創造中。

詳しいことはいえないけれど、現状ではくゆる案と薫葉案の二つに絞られてきている。

双方から面白い案が出されているが、その両方をミックスすることはほぼあり得ないと思う。どちらかを採用し、その案を全員で補強、修正していくことになると思われる。

私が当初、会員に提示したコンセプトを(そのコンセプトもこの場ではいえません、ごめんなさい)、最も早い段階で理解し、明確な路線を打ち出してきたのは、ミステリーの知識の最も少ないと思われるくゆるだった。コンセプトを打ち出しながら、逆に私自身、名探偵というものの知識に縛られていた事実は否定できない。


しかし、ここへ来て「ZEPHYR」の仕事にはおもしろみが増してきたように思われる。

切磋琢磨というのは現実にある。そこをうまくすりあわせて、良い方向に持って行けるように舵取りをするのが自分の役目なのだから、しばらくはその作業をメインに動いても良いかもしれない。


だからこそ、すにで他の会員たちは知っているが、私は自分が原案として出した名探偵の設定のほとんどを引っ込めた。すべては「良いものを採用し、良い作品を作りたい」がためである。

したがってこの先、どのような選択を私が行うにしても、それは「私情」ではあり得ない。

作品を最良のものに近づけるための選択である。


こうした作業の果てに生み出される作品のパワーに、いずれ、驚いてもらえる日が来ると思う。