今、頭で考えている先々の暮らしというものは、かなりはっきりしている。
実を申せば、私は「家」が好きだ。
家にいる自分が好きなのだ。一番落ち着くし、愛する家族たちと過ごす時間がやはりとても心を豊かにしてくれる。
理想は、家が山の中にあるので、子供たちの通学の送り迎えなどしながら、自宅で小説を書き、占いをし、その他の仕事をこなしながら、妻の仕事先からの帰宅を待ち・・・・こんな生活を一番望んでいる。
今は人生の中でも一番、極限的に多忙な時期だろうと思う。
ホテルで働き、占いにあちこち出向き、合間で小説を書き、4月からは大学の非常勤講師もする。
正直、毎日くたくただ。
しかし、絶対に変わらないものがある。
それは家族への愛だ。
どんなときもこれだけは揺らがなかったし、これからも揺らがないことを私は知っている。
人間だから、気分の良くないときや苛ついているとき、迷いを生じるときもあるだろうけど、そんな波は表面的なものにすぎない。
水面下では大きな潮流が変わらず一つの方向へ流れている。
何もかも変わってきている。「転機」というのは間違いない。
その先にある暮らしは、上記のようなものであってほしい。