建国記念日の今日。
ちょっとした合間にこれを書いている。
薫葉、喜多がコメントを入れてくれたようで、お礼申し上げます。
「リメンバー」がなぜ「ZEPHYR」の第一作になったかということについては、ご想像にお任せします。くゆるを登用したのも、彼女が適任だという直感以外には理屈は存在しません。しかし逆の言い方はできます。
「リメンバー」は喜多とやってもだめだし、薫葉とやったらもっとだめだろうと思った。
この「もっとだめ」というのは、決して薫葉の能力云々の問題でなく、作品世界との相性の問題だと思ってください。人にはそれぞれにの能力を発揮しやすいエリアがあり、なにも不得意分野でいきなりがんばらなくてもいい。いずれそういうこともあるかもしれませんが、それは応用編ですね。
自分の頭の中には「リメンバー」だけでなく、数多くのアイディアがひしめいていて、出番を待っている。
これらの中には当然、喜多や薫葉と相性のいいものがある。
ところで、ここ最近、自分が頭が良くなった気がする(なんじゃ、そりゃ?という感じですが)。
というよりも、ここ10年ほどの自分はほんとに頭が悪くなっていた気がする。そして今、元に戻ってきているという自覚があるのです。
もちろんその間に書いた小説もあり、それらは初期の頃の作品よりも質的に落ちたということは決してない。ミステリー・イベントでの作品など、あの形態のものとしては非常に良いものができるようになったと思うし、出版には至らなかった長編も、私の師匠であるMさんはいい評価をくれた。
にもかかわらず、私は頭が悪くなっていたと思う。
頭という表現が悪ければ、能力を使う回路がうまく働かなくなっていたとでもいうべきか。
そういうシステム上の問題が解消されつつある。
そのためアイディアもどんどん出てきているのだと思う。
あれも書きたい、これも書きたい。
そんな状態。
いずれはこのアイディアの中のいくつかを誰かに渡し、書いてもらおうかとも思っている。なぜかというと、現状ではそこまで執筆できないからだ。時間的に。
「ZEPHYR」ならそういうことも可能なので、そういう腹づもりもあるということを知っておいてもらってもいいかもしれない。
ともかく今は「リメンバー」を。