ちょっと遅くなりましたが、この場を借りて・・・。
東野圭吾さん、直木賞受賞おめでとうございます!
と、声を大にしていいたい。
私は実は東野さんの大ファンで、全ての作品を読んでいるわけではないのですが、とにかく読むにつけ、その多彩な作品世界に感銘を受け、先輩として非常に尊敬し、また目標としている方なのです。
前に自分の人生を変えた本の中に、東野さんの「秘密」をあげておりましたが、これは本当のことです。
あの本との出会いは、私にとって大きな意味がありました。
私が乱歩賞を受賞したとき、先輩として東野さんは「本気でやるなら東京へ出てきたほうが良い」というアドバイスをくださいました。
残念ながら私はそのとき岡山にいることを心決めておりましたから、くだらない冗談で逃げたんですが、東野さんのお言葉は正論であったろうなと思います。
ただ、あの時本当に東京に出ていたなら、今頃私は小説家をやめていたであろうなということも、一つ、自分自身では思うところです。
その点では自分の判断は正しかったと思うのですが、東野さんの背中は私にとって一つの大きな目標でした。いや、これからもそうでしょう。
「ZEPHYR」として再スタートを切った今からが、私の本当のチャレンジの始まりです。
東野さん、おめでとうございます。
これからもいっそうのご活躍を。
西よりささやかながらエールを送らせていただきます。