持つべきは・・・ |  ZEPHYR

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ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

甲殻類が好きである。

いわゆるエビとかカニとか、そういう類のもの。

いっておきますが、ペットとか観賞用にという意味ではない(念のため)。

食用としての彼等が好きだ(こう書くと、非常に残酷だな)。


じつは何日か前から、無性にカニが食べたかった。

特に理由はない。

体が欲しがっていたのであろう。


移動中の車の中では、たいていラジオを聞くことが多い。

ある時、ラジオのテレフォンショッピングで、北海道の花咲蟹について放送されていたからかもしれない。

それは食したことが一度もない。

花咲蟹は無理だとしても、普通の蟹でいいから食べたい。

食べたい。

食べたい食べたい食べたい食べたいぞーーー!!!


という状態だった。

すると昨日、以前このブログにも日記で書いたことのある、下津井の漁師Kより連絡があった。

「蟹、あるんやけど、取りに来ん?」

「ワタリ?!」

「うん、哲也ややな」

そんなジョークに笑う間もなく、すっ飛んでいった。


今の季節、内海はワタリガニが旬である。

でかいのも含め、16匹ももらった。

発泡スチロールの中で、がさごそ動くワタリたち。

なんとも愛おしい・・・(食材として)。


一仕事終えて戻ると、彼等はすでにゆでられ、ほんのり赤く染まって私の帰りを待っていてくれた。

おお、マイハニー。


おいしかったよ。


ありがとう、K。

感謝の意を込めて、これを書いている。


だからどうだっちゅーの?


いや、まあ、その・・・・。