星を継ぐ者を観て |  ZEPHYR

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少し前のことになりますが(「スター・ウォーズ エピソード3」を観に行く前)、「機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者」をやはり映画で観ました。

子供を持つ親の多くが、子供の観たがる映画に付き合わされるはめになるのは一般的ですが、我が家は親もアニメ大好きなので、そのへんは全く問題ないのです。が、「Zガンダム」に関しては、私が真っ先に行くと言い出した次第。

じつは「ガンダム」大好きファミリーで、息子は現在放映されている、「ガンダム・シード&シード・ディスティニー」に夢中で、娘はなぜかゲームからはまって「ウイング・ガンダム」の大ファン(それもデュオに入れ込んでいる)ときている。

私は「ファースト」から「逆襲のシャア」あたりまでがピークで、やはりそれぞれに好きなエリアが違っている。

「ファースト」は私が高校生の頃、放映され、また映画化もされました。

ロボット・アニメといえば、マジンガーZとかゲッター・ロボとか、子供の頃にそういうのに夢中になって過ごし、食傷して興味を失った頃に、「ガンダム」という揺り返しが来てしまった。


「Zガンダム」はTV放映中は(私は多分大学生だったはずなのですが)、かなり入れ込んで見ていました。その映画版ということで、やっぱり悲しい性、どうしても観たくなってしまった。

映画はTVシリーズの縮尺改訂版といった感じで、全ストーりーの三分の一で終わってしまいましたが、続編がまだ二つあるとのこと。


驚いたのはTVシリーズと映画の違い、一年間だらだら放映したものと映画の95分間という時間の中で見せ、語られる作劇の技術。

なるほど、こういうことをすればあの膨大な情報を簡略に伝えられるのか、と感心したことも多かった。

場合によっては冗漫な小説、物語が多い昨今、自分自身への戒めとして、自己満足な文章やストーリー展開で、読者を引きずり回したり、退屈させたりしていないかと、考えさせられました。