四国旅行、2日目の朝です。
ホテルを出て、高松駅へ向かう途中に高松城跡の周りを散歩します。
高松城は海の目の前にある水城で、堀は海水です。
次に向かったのは、高松から特急で20分弱で着く志度です。
ここは、平賀源内が生まれ育った所なのです。
NHKの傑作ドラマ「天下御免」を、小学6年生の時に毎週楽しみに見て育った人間としては、この機会を逃すわけには行きません。
早速、平賀源内記念館に行きます。驚いたのは、エレキテルがよく知られているタイプの他に、もう一種類あることでした。
志度は志度寺という大きなお寺の門前町です。
そのお隣には、自性院常楽寺があり、ここには、平賀源内のお墓がありました。(もちろん江戸にもありますが)
志度寺には立派な仁王門がありますが、巨大なわらじが驚きでした。
志度の古い街道沿いを歩きました。趣きのある古い家が結構あるのですが、残念ながら多くの店が廃業していました。
高松に戻るため、志度の駅へ向かいます。
志度はJRと琴電が通っているのですが、琴電志度駅はターミナル駅で、木造の駅舎が風情を感じさせました。
高松に戻って荷物を回収した後、琴平へ向かうために琴電片原町へ向かいました。
片原町では、商店街のアーケードを分断して琴電の踏切があり、とても面白いと思いました。
いよいよ琴平に向かいます。
目的地の金毘羅さんは目の前です!。
今日は、参道の途中にある旅館に泊まります。
宿に荷物を置いて、早速、金毘羅さんのお参りです。
金毘羅さんは、山の中腹にあって、700段以上の石段を登る必要があります。
半分くらい上ったところに、大門があります。
ここでは、「五人百姓」という飴屋さんが並んでいます。
600段くらい上ったところに、旭社という社殿があります。
帰路に社殿を上から見ることができるのですが、二層の社殿は、ほれぼれするほど大きな社殿です。
さらに100段以上登って、石段785段目の御本宮に到着です。
汗はびっしょり、足はがくがくです。
息を整えてゆっくりとお参りします。
ここからは、素晴らしい景色が迎えてくれました。
瀬戸大橋や讃岐富士も見えます。
ここには海に向かって灯篭があるので、昔は海から見て山の中腹にある夜間の貴重な目印となったことでしょう。
そして、それが航海安全祈願の信仰に結びついたのでしょう。
さらに、奥社がありますが、また600段くらい登る事になります。
でもこの機会を逃したくないので、登りました。
そして、1368段にある厳魂神社(奥社)についに到着です。
ここからは、さらに素晴らしい景色で瀬戸大橋の全景が見えます。
下りといっても楽ではなく、途中からは右ひざがどんどん痛くなって、右足をかばって歩いていました。
それが、この後、左足の痛みにつながっていったのでした。
ゆっくり石段を下りて、やっと宿まで戻りました。
今日は、金毘羅さんの参道にある旅館「とら丸」に泊まります。
昭和の香りのする旅館で、建物は古くなっていますが、私にとっては懐かしい雰囲気です。
ちゃんと温泉もあり、宿の方々にいろいろ親切にしていただきました。
それに何といっても、石段の途中にあって、参道に面しているという素敵な場所にあり、何とも趣きがありました。
上の写真は午後5時過ぎに撮影したものですが、既に参道の人は、まばらになっていました。
昨日と違って、夜、外に出ても、店は皆んな閉まっていて、真っ暗です。
今日は早く寝るしかありません。
温泉にゆっくり入って、休むことにしました。