役者の道を歩み始めたときの大きなテーマが

 

どうしたら人前で緊張しなくて済むんだろうか?だった。

 

 

 

 

 

その疑問はそのままどうしたらカラダを緩めることが出来るんだろう?

 

どうしたらリラックスできるんだろう?

 

という疑問へと変わった。

 

 

 

 

 

そこからカラダを緩めるという探求が始まった。

 

 

 

 

 

ぼくらは学校教育の中でカラダを緩めるということを教わらない。

 

それどころかプロスポーツの選手ですら

 

カラダを緩めることができないひとが多数派だものね。

 

筋肉を鍛える、筋出力を増やすことだけをトレーニングして

 

ひきしめた筋肉を緩めて、弾力を回復させることをしないんだから

 

そりゃ、カラダは壊れて当たり前。

 

スポーツ選手のトレーニングは適度を遥かに超えて行っているんだから

 

一般人よりもカラダを壊してしまう確率は高くなってしまう。

 

 

 

 

 

意図してカラダを緊張させて使っているスポーツ選手と違って

 

意図せずにカラダを硬張らせてしまっているのが

 

職業による同じ動作の繰り返しで生じる偏り疲労や眼精疲労

 

また大脳緊張由来の硬直。

 

 

 

 

 

 

はじめて業務中ずっとPCとにらめっこして仕事をすることになったインターネット網の調査業務に携わったときの硬張りは酷かった。

 

マンションに設置した機器やネットワーク局の機器にログインしてコマンド操作。

 

8時間業務を終えると目がかすみ、まぶたがズーンと重い。

 

頭痛はするし

 

前腕の硬張りも酷かった。

 

同僚もみんな酷い眼精疲労に襲われていた。

 

中には急激に視力が低下したという同僚もいた。

 

 

 

 

 

業務を終えて帰宅しても

 

せいぜい湯船に浸かって翌朝にまた出勤するという生活。

 

活元運動をしてみても、目のケアとして蒸しタオルで温めても、

 

眼精疲労が蓄積していくスピードが遥かに速くてケアが追いつかない。

 

硬張りの速度が速くて、緩めるが追いつかない。

 

 

 

 

 

そうこうしているうちに

 

一向に解消しない眼精疲労の硬張りがキツクテ

 

カラダはその異常感を感じないように鈍り適応しはじめていく。

 

 

 

 

 

自分で経験した現代における典型的な硬張り疲労の蓄積過程だった。

 

 

 

 

 

そのようなカラダになると

 

自分では緩めることの出来ない不随意の緊張がカラダの至る所に発生している。

 

打ち寄せる波のように緊張と弛緩が行なえることがカラダにとっては大切。

 

不随意の緊張があるとそれが行なえなくなる。

 

 

 

 

 

眼精疲労で硬張ってしまう部位って

 

大脳緊張で硬張ってしまう部位と近しい。

 

眼精疲労があまりにも普遍的なカラダの在り方になってしまっているために

 

いつでも鬱状態になりうる下ごしらえが完成しているのが現代のカラダが置かれている状況。

 

なのでカラダにとってはものすごく過酷な環境なわけ。

 

 

 

 

 

置かれている環境が継続して過酷だと

 

カラダは感じないように適応し始める。

 

要は感じなくなってしまうの。

 

鈍り適応。

 

眼精疲労が普遍的になってしまったカラダには「感じない」という鈍りがいっぱいある。

 

 

 

 

 

カラダは「感じない」と、回復要求が生じない。

 

元に戻ろうとするホメオスタシスが働かない。

 

慢性的な疲労、慢性的に落ち込んだ気分だとすると

 

カラダには「感じない」が拡がっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先日、ずっと腰の右側に痛みや違和感があるんですと初めて来室された方がいた。

 

実際にカラダを観察してみると一番の異常の元は左だった。

 

左側は動かなくなって感じなくなっていて

 

感じられている右側だけの異常をご本人は認識できていたの。

 

 

 

 

 

感じないというのは麻痺。

 

日々の疲労の蓄積に気づけたとしても

 

すぐに仕事の業務を変えることが出来る人などほぼいないので

 

結果として疲労の蓄積は育ち

 

カラダで「感じない」が拡がってしまう。

 

 

 

 

 

カエルは浸かっているいる水温をじょじょに上げていくと

 

水温上昇に気づかずにそのまま茹で上がってしまうという。

 

鈍り適応してしまっているカラダは茹でガエルそのもの。

 

 

 

 

 

最初は疲労を感じとっていたけれど最近は疲労は感じない。

 

疲労は感じないのに心が動かなくなっている。

 

なんとなく楽しくない。

 

楽しいとか、心地いいって感じる時間が無くなっている。

 

だとするとカラダに「感じない」が拡がってしまっている可能性大。

 

 

カラダを感じにくくなっても

 

感じている気分が自分が茹でガエルになっているかどうかの目安になります。ウインク

 

 

 

 

 

 

 

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