初めて来室されたとき
金属でコーティングされたような硬張っている腰椎2番だった。
まるで腰椎2番だけがステンレス!?って感触。
まず打撲を疑った。
伺うと学生の時にアメフトをしていて打撲はしていますとの返事が返ってきた。
ぼくも数ヵ月だけアメフトをやっていたので
なるほどアメフトの打撲かぁと分かったつもりになってしまった。
定期的に整体指導をさせていただいて徐々に腰椎2番は変化してきたんだけど
40年続ている耳鳴りは変わらず
体癖の焦点でもない腎臓疲労の傾向も変わらない。
自分の中で疑問として残っていた。
そこで覚えている打撲について伺ったら
打撲というのは鼻の骨折だった。
通常アメフトはヘルメットをかぶっていて金属のフェイスガードがあるので
顔は骨折しないようになっている。
折れた鼻を修復するのに全身麻酔の手術を要した。
鼻の骨折から日常生活を送れないほどの不調に陥ってしまった。
なんとか日常生活が送れるようになったきっかけが
亡くなられた整体指導者の整体指導を受けてからだったんだそう。
整体指導を受けていても残っている痕跡なので
当初は更にひどい状態だったと思われた。
なるほど!
鼻と腎臓は密接に連動している。
どうして腎臓がくたびれやすいのか。
その謎が判明した。
だとすると通常の腎臓への働きかけだけじゃなくって
やはり鼻に働きかけていかないといけない。
カラダ全身を観察していて
疑問に感じていた疲労しやすい部位、異常を表現してくる部位が
それぞれ別系統の変動じゃなくって
大元が鼻であればすべて説明がついてしまう。
そもそも打撲の中で一番大きな影響をひき起こすのが頭部の打撲。
加えてホメオスタシスが動き出した場合の回復過程の変動も大きい。
5月というのは風邪と一緒に古い打撲の痛みが出てくる時期。
ちょうど乳児のときに頭部手術をされている方が
今月1週間ほどの頭痛を経過したというご報告をいただいたばかり。
鼻の骨折と修復手術をされているので
ホメオスタシスが動き出して回復過程に入ることができれば
風邪をひいて相当激しい反応が出て欲しいところです。
ずっと整体指導を受けていても残っている異常。
回復の主体はカラダの無意識運動でありホメオスタシス。
激しい頭痛を伴うような風邪がひけていないのならば
ホメオスタシスが鈍っている。
整体指導はあくまでもホメオスタシスが動くよう
活元運動が動くようにサポートしていくもの。
当然、ふだんから活元運動を訓練しているかどうかは
カラダの動きに雲泥の差が出てきます。
野口先生も、田総先生も余命宣告されている人の整体指導の場合は
必ず活元運動をやることを絶対条件として
整体指導を受けておられたのは何故か。
それは回復出来るかどうかもそうだし
そもそも回復する力の主体は
あくまでも自分の内なる力に他ならないからなんです。
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