整体指導を受けに来られた方の中には
今までのご自身のことを熱心に話される方と
まったく話されない方とに明確に分かれる。
どちらかというと話される方が圧倒的に多い。
整体指導者は医師じゃないのに
今までの病歴やら画像などを持参して説明しようとされる方もいる。
なかには丁寧にレポートを作成されて持参された方もいた。
面白いのは、医師の方が整体指導を受けに来られると
前の前にいるぼくが医者じゃないことは分かっているはずなのに
詳しく説明をしようとされる。
そもそも医者じゃないので説明をされてもよく理解できない。
それに実際にふれて手応えで観察していくうえで
知的な理解は参考にならない。
手応えで感じとれない処は調整の対象にならないし
仮に手応えで異常を感じとれたとしても
働きかけてみて変化が起こらなければ
やっぱり現時点では調整の対象にはならない。
だから知的な情報って要らない。
知りたい情報があるとしたら
臓器を取っちゃっているとか
打撲を伴う事故や怪我の有無だよね。
珍しくご自身のことについて話されない方が
初めて整体指導を受けに来室された。
その方のカラダを観てみると
過去の感情が凝固して硬張らせてしまっていた。
消化できなかった大きな感情の痕跡が観てとれた。
手応えが教えてくれているように感情の系統を緩めて整えていく。
心身が緩んでいけば
どこかのタイミングでご本人が話し出されることが多い。
それが初回なのか
何度目かの整体指導のときなのか。
何もご自身のことを語られなかったんだけど
最後に
「先生、辛くなったらまた来てもよいですか？」
そう確認されて帰ってゆかれた。
言葉で話さなくっても
カラダには消化できない感情があって辛いと書いてあるからね。
カラダに刻まれている情報がすべてだから。
※あわせて読むといい記事
リブログ・シェアは大歓迎です。
アメブロでは個別の相談や、メッセージに対する返信は行っておりません。