東京の空に初雪が待っていた夕暮れ。

 

不思議なことにぼくの整体指導室では珍しく南の国から飛行機で上京された方達を迎えていた。

 

今シーズン一番寒い東京に来られたので

 

第一声は「東京は寒いですねぇ~」

 

 

 

 

遠方からわざわざ来室される方って難病を抱えておられることが多い。

 

ところが来室されたのはいずれも未病の方々だった。

 

ただし、人生と向き合っているタイミングでの来室という共通点をお持ちだった。

 

 

 

 

悩む、考えるという行為ひとつとっても

 

いつも同じように「考える」ことができるわけじゃない。

 

必ずその時点のカラダの影響を受けてしまう。

 

 

 

 

腕が硬張ってしまった作家や漫画家は

 

どんなに頑張ったって新しい発想は生まれない。

 

肘湯をして腕が緩むとふたたび書けるようになる。

 

 

 

 

あまりにくたびれてしまったり

 

長いあいだ悩んでいるとカラダの至る処に無意識の硬直が生じる。

 

すると本来の体癖とはかけ離れてしまっているもんだから

 

自分本来の感受性とはかけ離れた状態になってしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

その状態で「考える」のと

 

自分本来の感受性の状態で「考える」のでは

 

生まれてくる発想は違ってしまう。

 

 

 

 

大勢の人がカラダの影響を意識することなく人生を歩んでいる。

 

まあ、その時々のカラダの在り方の影響を受けて生きるのが

 

人生であるとも言える。

 

 

 

 

けれども煮詰まった状態で「考える」のと

 

心地いい状態で「考える」のでは

 

生まれる発想は自ずから変わってしまう。

 

 

 

 

息が浅い状態で「考える」のと

 

息深い状態で「考える」のでは

 

生まれる発想は自ずから変わってしまう。

 

 

 

 

微笑みが生じてしまうような心地いいカラダで「考える」のと

 

口角が下がって、眉間に皺が寄っているカラダで「考える」のでは

 

生み出されるものが違ってしまう。

 

 

 

 

後頭骨の左側が落ちていたら

 

脳内にはネガティブな連想しか浮かばなくなる。

 

後頭骨の右側が落ちていると

 

脳内は攻撃的でサディスティックな連想が浮かぶようになってしまう。

 

 

 

 

ぼくらの思考や、感受性は

 

実はもろにカラダの影響を受けている。

 

だから人生に煮詰まってしまったときに

 

いちど心身の在り方を整えてあげるという選択はとっても理に適っている。

 

 

 

 

 

外では初雪が降っていた夕暮れ。

 

人生と向き合っているタイミングで整体指導を受けられた方が

 

ひとりは満面の笑みで帰られて

 

もう一人の方は涙を流されて笑顔で帰られた。

 

おふたりとも息深くなって南の国に帰って行かれた。音譜

 

 

 

 

 

 

 

※幸せを訪ねて わたしは行きたい音譜

 

 

 

 

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