新潟出発の10月24日。
起きようと思っていた4時より早く痒みのため目が覚めてしまった。
天気予報をチェック。
昼間の新潟は20℃を越える予報。
何のパンツを履いていくか迷っていた。
ジーンズを履いていくか、防風の暖パンを履いていくか。
荷物を少なくして身軽な服装にしたいと思っていたんだけど
東京の空気は寒かった。
迷っていたんだけど、寒さのため暖パンを履いていくことにした。
ちなみに真冬は防風の暖パンを2枚重ねで履いている。
加えて、真冬につけるグローブも念のためにリュックに入れた。
真冬はインナーグローブとの2枚重ねで東京ならば全く問題ない。
長時間ツーリングになるので防水のジャケットは着ていくことにして
防水パンツはリュックで持っていくことにした。
駐車場でバイクのカバーを外していたら
ちょっとこの服装だと暑いかもなぁって思っていたんだけど、とんでも無かった。
夜明け前の首都高速を走りだしたら、めちゃくちゃ寒かった。
この寒さを感じながらだと新潟まではカラダが持たない。
浦和料金所で防水パンツを重ね着して、冬用グローブに交換した。
これでひと安心だと思ったんだけど
妙にカラダに風を感じる。
このジャケットを着ていて風なんて感じたことないのに・・・
完全防風ジャケットなのに・・・
風を感じるもんだから
瞬く間に寒くなってきた。
そして気がついた。
猛烈に暑がりなので
脇のベンチレーションのファスナーを日常モードで開けっぱなしにしていたことに。
外気が入ってきてカラダで風を感じてしまっていた。
気づいてから最初のSAで脇のファスナーを閉めて再出発。
これで寒さ対策は大丈夫なはず。
高速で東京から新潟に向かう場合は関越トンネルを通る。
関越トンネルの最高標高が697M。
夜明け前なので標高が上がるにつれドンドン寒くなっていく。
途中でカラダがぶるぶる震えだして
震えでバイクが揺れてしまう程に。
くわえて指の感覚が失われてきてしまった。
このままじゃ運転が危ない。
次の赤城PAに入って休憩をとることにした。
そこはトイレしかないPAだった。
幸いなことに寒冷地のトイレの手洗い水はお湯だった。
お湯で赤く凍えていた手を温めた。
再び走り出したんだけど震えが一向に収まらなかった。
ガクブル、ガクブル
カラダが猛烈に震えてしまってバイクを揺さぶってしまう。
ダメだ、こりゃ!
このままだと低体温症になってしまう。
再び次の赤城高原SAに入って温かいコーヒーを飲んで暖をとることにした。
気温は7℃だった。
なので高速走行している体感は氷点下近い。
そりゃ震えが止まらなくなるわけだよね。
真冬のようにインナーにダウンジャケットが必要な気温だった。
温かいカフェオレのペットボトルを握りしめて20分ほど暖をとってから
ふたたび走り出した。
7時を回ってよくやく気温が上がり始めていた。
よくやくカラダの震えが止まって安心して運転できるようになった。
もし暖パンと冬グローブじゃなかったら間違いなく途中で新潟行きを諦めていた。
そして関越トンネルへ。
10Kmのトンネルを抜けると快晴の青空が待っていた。
秋の山あいをずっと走っていたら前方に雲海が見えてきた。
朝日に映えている雲海はとても美しかった。
そこ小千谷市は霧で有名らしい。
高速の標識にも大きく「霧」と書いてあった。
雲海に見とれながら走行していたら
遥か前方で高速道路が雲海に入っていく景色が目に入ってきた。
そして、そのまま雲海に突入。
霧の中に入ると、あっというまにフルフェイスのヘルメットのシールドが水滴に覆われて全身が濡れだした。
あまりに寒くて既に上下のレインウエアに防水の冬グローブを装着していて助かった。
霧の中を20分ほど走ったろうか。
霧を抜けると再び快晴の世界が待っていてくれた。
走っているツーリング中は今日はダウンジャケットがあったらよかったなあって感じていたんだけど
この寒さを感じながら過ごせたお蔭で14時にラーメンを食べた後に
汗ばんで痒さを少し感じただけで
16時間のツーリング中ほとんど痒さを感じないで済んだ。
識子さんいわく
1日に神社を数社まわるときには出来れば最後に一番神格の高い神社を参拝するといいですよ。
弥彦神社の神さまは山岳系神様なので3社の神様の中では一番神格が高い。
なので当初は巣守神社→旦飯野神社→弥彦神社の順番で参拝するつもりだったんだけど
もし途中で痒さが爆発したら1週間前の箭弓稲荷神社の参拝時に経験したように神社参拝どころじゃなくなって帰りたくなってしまう。
今回は弥彦神社の神さまに声掛けしていただいていると感じて実行したツアーなので
カラダのことを考慮して一番最初に弥彦神社へ向かうことにした。
長岡北ICで高速をおりて
信濃川に沿って弥彦山を目指して北上。
9時過ぎに弥彦神社へ
カラダも冷えているし、新潟の方からおすすめされていた
おもてなし広場の足湯に直行したら、まだ営業時間前だった。
この足湯に入れなかったお蔭で時間的な余裕ができて
流れに沿って弥彦山の山頂の奥宮に行くことが可能になった。
このツーリングではエイブラハムを伝えてくれているエスターが自分自身へのアファメーションとして使っている言葉
「物事はいつも自分のためにうまくいっている」
この宇宙のメカニズムの原則を何度となく実感させてもらいました。
つづく。
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