もしこの文章を読んでいるあなたが
人間という生き物じゃなくって
アンドロイドやロボットならば
故障したときには
異常が起こった部品、故障した部品を交換すれば修理完了。
この人間を機械と同じものとして扱っているのがIps細胞。
壊れている細胞を交換すればいいという扱い方。
ところが人間は生き物であって
どう考えたって機械とは違う。
そもそも人体のすべての細胞が卵子と精子から発生している。
そういった細胞が分裂してカラダを形成して
この生命の営みを司っているのが無意識運動になる。
異常な細胞が増殖したり、故障が起こっているのなら
無意識運動に問題が生じてしまっている。
無意識運動が滞りなく運営されているかどうかは背骨の弾力など
体表からふれて確認することが出来る。
人間が機械なら
首が故障していたら、首を修理しなければ治らない。
ところが幸いなことに人間は機械じゃないので
足首や腰を調整することで首に働きかけることだってできる。
カラダの至る所が連動しているのが生き物。
人間が機械ではない最も分かりやすい例が
脳内の会話が変わってしまうことで劇的にカラダ、体調が変わってしまう。
居場所、環境が変わってしまうことでもカラダは変化を起こす。
そのことが示しているのは
外の世界をどう感じて、どう捉えているかが心身の全体系に影響を及ぼしているってこと。
カラダを運営している無意識運動の動力源が「気」。
気というエネルギーは自発的に生じた要求によって生み出される。
自発的な要求に「性」が絡めば、エネルギーはさらに増大する。
大好きな推しの異性の芸能人と街で出会ったら
不思議なことに一瞬でエネルギーが湧きおこってくる。
何もないところから、エネルギーが生じるのは人間が機械じゃないから。
その一瞬の変化を楽しんで観るＴＶ番組がドッキリやモニタリング。
街中でいきなり手をつかまれて
つかんできた人が警察官だったら
間違いなく心とカラダには変化が起こる。
つかんできたひとが幼稚園児だったら
警察官につかまれたときとは全く異なる心身の変化が生じるでしょ。
銀座の酒屋でバイトをしていたとき
高倉健さんの大ファンの番頭さんがいた。
お店のカウンターに番頭さんが座っているときに
表の通りから店内に向かって
「うわぁ、高倉健じゃん！」って声をかけてみたら
６０歳の番頭さんが通りにダッシュで飛び出してきてビビった。
ヤクザ映画の高倉健さんのファンで
実際にヤクザになりたかったという番頭さん。
子供の頃からの憧れだけど、いまだ会ったことのない健さん。
高倉健に会えると思った瞬間にエネルギーが爆発してしまった。
もちろん、そんなエネルギーが生じるのは人間が機械じゃないから。
ふだん寝起きがスッキリしないひとなのに
今日から１週間の旅行に行く日の朝
不思議なことに目覚めがふだんと全然違ってしまう。
自発的なエネルギーが湧きおこっていると在り方まで変わってしまうのは
人間が機械じゃないから。
こんなに凄いエネルギーなのに
面白いことに病気になったときには
専門家と言われる人種に丸投げして
自分のエネルギーを生み出すことを放棄している人がいかに多いか。
気持ちが受け身になって
自分に出来ることは何もありません
その状態は空気の抜けたボールのように弾力がなくてショボショボしている。
自分に出来ることがあるという積極的な向き合い方ができていれば
自発的なエネルギーが生じて
空気が詰まって弾力のあるボールのように変化していく。
本当だったらピンチの時にこそ
自分のエネルギーを召喚するべきでしょ。
自分をもっとも元気に導くことのできるエネルギーは
自分の内側から生み出される。
運動だったり、身に付けるものだったり、食べ物に頼らなくても
実は生み出すことができる。
あなたが機械じゃないからこそ
自発的な要求によって目の輝きを取り戻すことができる。
いのちを大切にする＝自発的な要求を大切にする
自分であっても、他人であっても
生き物を扱ううえで最も大切な取り扱い条件になります。
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