目の前の人に愉気をしていくときに

 

もっとも気が通っていくのは自分が澄んでいるとき。

 

その在り方を天心と呼ぶ。

 

ポカーンとしている状態。

 

脳内で言葉が静まっている状態。

 

 

 

 

 

ふれているときに

 

治してあげなきゃとか

 

死なないで

 

なんて思いでふれていると気が通りにくくなる。

 

想いが重い。

 

 

 

 

 

飼い猫が死にそうなときに

 

死なないでという思いを抱いてふれて愉気をしようとすると

 

嫌がって拒否されていたのに

 

死なないでという思いを手放せたら触れて愉気をさせてもらえた。

 

 

 

 

 

自分が死ぬと分かっているときに

 

死なないでって思いでふれられたら不快でしかない。

 

鬱とおしい極みだよね。

 

 

 

 

 

ぼくらは生きていると知らず知らずいろんなものをココロに付けっちゃっている。

 

人からよく思われたい。

 

勝ちたい。

 

他人の視線。

 

観客の目。

 

お客さんの目。

 

親の目。

 

子供の目。

 

知らず知らず付いているものを脱ぎ捨てることが出来なくて

 

脳内では常に言葉が勝手に湧き出てきて

 

なかなか静けさが訪れない。

 

 

 

 

 

「感じる」モードになると、「考える」モードから離れて静けさが現れる。

 

だからカラダを感じることで静けさをもたらすことが出来る。

 

「気」を感じるほどに静けさを創造できるのはそのため。ウインク

 

 

 

 

 

 

 

 

ぼくらが目撃することの出来る静けさのひとつに「死」がある。

 

親しい人の「死」

 

憧れの人の「死」

 

そういった「死」に出会うと強制的に亡くなった人に思いを馳せる。

 

そしてこころが静まってしまう。

 

 

 

 

 

プロスポーツで

 

チームメイトやコーチが亡くなった直後の試合を何度か見たことがある。

 

喪に服しているチームにはふだん見られない集中が見てとれる。

 

それは同僚の死がもたらした静けさ。

 

勝とう、力を発揮しようなど

 

ココロにくっついていたものが取れてしまって

 

結果として実力以上のチカラが発揮されてしまう。

 

内的な静けさが出現し

 

気が通る在り方になってしまった結果とも言える。

 

 

 

 

 

お礼を言うときに漂う他人行儀な雰囲気がたまらなくて

 

生前お世話になりながら一言もお礼を言ったことがなかったというタモリさん。

 

死がココロにくっついていたものを払い落としてしまった。

 

白紙の弔辞の紙を手に持ち、

 

芸人としての産みの親である赤塚不二夫さんの遺影を前にして

 

初めて言葉にできた「ありがとうございます」。

 

静けさから発せられた言葉だった。ラブラブ

 

 

 

 

 

 

 

 

坂本龍一さんのアルバムジャケットを自分のスタジオに飾っていたピアニストの角野隼斗さん。

 

角野(すみの)さんの坂本龍一さんの千のナイフのカバーは素晴らしいものだった。

 

今までも数多くの演奏動画を投稿されている。

 

ご自身が好きな曲を練習して投稿してくれているんだろうけど

 

角野さんが坂本さんの訃報後に投稿された動画

もしかして初めてたった一人に対して音を紡がれているんじゃないだろうか。

 

そこには静けさをたたえた優しい音がありました。ラブラブ

 

 

 

 

 

 

 

 

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