はじめてぼくの整体指導室に来られる方で
ものすごく緊張されている方がいることがある。
とくに記憶に残っている方が二人いる。
お二人とも女性の方だった。
ひとりの方は、ぼくがふれるとカラダを震わせていた。
確かに初対面の男と部屋にふたりっきりという状況ではある。
だけど、ぼくってそんなに怖いんだろうか?
もう来られることは無いだろうなぁと思っていたら
二度目に来室されたときには愉気を受けているときに爆睡されていた。
それからは毎回震えずに爆睡されていた。
もうひとりの方は
ドアを開けて入って来られるときに
既に震えながら入って来られた。
指導室で震えている方、第二号だった。
この方ももう来られないだろうなぁと思っていたら
ふたたび来室されて
毎回、愉気を受けているときに眠ってしまうようになった。
しかも毎回いびきをかいての爆睡。
確かにぼくも相性のいい先生から愉気を受けていると
心地よくて
温かさを感じて
まどろんできたなと思ったら
あっという間に眠りに落ちてしまっていた。
先日、活元運動を学びたくて初めて来室された方が
最初は緊張されていて、みぞおちがカチカチだった。
彼女いわく、私のみぞおちは筋肉があって硬いんですって。
あくびは出るんだけど、大あくびが出せない。
最後に愉気を受けてみたいとおっしゃるので
彼女の背中の手が吸い付く場所
すなわち気を通して欲しい場所に
気配が変わるまで愉気をしてみた。
すると、とても温かくて
自分のカラダの中で動くものが感じられましたという感想をいただいた。
そして、本人が硬い筋肉だと思っていたみぞおちが柔らかくなっていた。
みぞおちが硬いって単に異常だからね
来た時とは違って
緊張を解いて帰っていただくことができた。
帰りの電車の中で次から次へとあくびが20発出たらしい。
愉気が感応してくると
カラダは緩んでくるし
緊張している人や
怖がっている人すら変化しだしてくる。
はたから見れば
ただ触れているだけに見えるんだけど
ふれられている当事者はただ触れられているんじゃないことが分かってしまう。
意識して「気」を扱って他者に通していく愉気。
言葉では分からなくても
カラダでは分かってしまう。
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