よく眠れない
慢性的に疲れている
気力が湧かない
好きなことが分からない
やりたいことがない
そんな状態が長らく続いているのなら当然カラダは整体じゃない。
整体というのは
自然のリズムで緊張と弛緩が行なわれている心身の在り方。
で、上記のような不調が続いている場合は
緊張するばっかりで
緩むことが行なわれていない弛緩不全になっている。
そんな方に最近大きなあくびが出ているか質問すると
たいてい出ていませんと返事がかえってくる。
カラダの営みは無意識運動によって行われている。
体液や血液の循環
呼吸、消化、排泄などなど
その無意識運動の働きを一番邪魔しているのが大脳緊張なんです。
常に頭の中で言葉をいじくって
静けさがない状態。
無意識運動にとっては頭の中がポカーンとしてくれているほうがいいの。
頭をポカーンとさせて
カラダを緩めると
カラダが勝手に動き出す。
それが無意識運動の訓練である活元運動。
ところが長らく鬱ですとか
よく眠れませんとか
なんとなくずっと不調ですって人は
このポカーンとすることが出来ない。
大あくびが出てくるようになればポカーンとなっている。
大あくびをしているときは人間は頭の中で思考できない。
脳内から言葉が消えて、ポカーンと静けさが広がっている。
整体指導の途中からアクビが次から次へと湧き出してきた方がいた。
頭の緊張が凄かったので緩めてみたら起きてきた現象。
カラダが自力で緩められない部位を緩めたら
カラダがやりたかったことを自力でやりだしたってわけ。
大あくびがいつでも出せるようになると
日常生活にポカーンとした瞬間が戻ってくる。
それは脳内が静まっている時間が増えてきたってだけじゃなくて
無意識運動が働きやすくなって、心地よく感じる時間が増えたってことも意味している。
そして顔面の筋肉が大きく動かされる効果ともあいまって
みなさん表情が柔らかくなっていく。
眉間にしわが寄せて深刻な顔をされていた方が
大あくびが出せるようになって
次にお会いしたときに雰囲気が全然変わっていて
いったいどなたですか？ってほどに晴れ晴れとされていたりする。
あくびって勉強して出来るようになる運動じゃないでしょ。
頭を緊張させて生活しているから
本来備わっていた運動が出せなくなってしまっていたの。
再び自分のカラダに現れてくれた大あくびは
様々ことを思い出させてくれる。
いかに自分が緊張して生きていたか。
いかにふだん言葉をいじって脳内が騒々しかったのかと。
※大あくびの誘導方法
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