人間ならば誰にでも、すべてが見えるわけではない。
多くの人は、自分が見たいと欲することしか見ていない。
By ユリウス カエサル
自分が持っている観念や考えによって
自然とフォーカスする情報が違ってしまう。
パンデミックの最中は凄くわかりやすかったよね。
ワクチン賛成派と、ワクチン反対派。
いずれにしても見ている情報源がＴＶで
かつ毎日ウイルス関連のニュースを見て
重症者や死亡者にフォーカスした情報を浴びていたら
そりゃあ、不安になってしまう。
わざわざ不安になるように暗示をかけているようなもんだからね。
どうやらパンデミック前半のときは感染死亡率が１．４％。
でも、毎日ニュースを見ていると
自分が認識しうる世界ではまるで死亡率１００％かのような
仮想現実を脳内で創りあげてしまう。
心の構造を理解してからは
ＴＶも含め、どんな情報に接するか
選ぶようになりましたって
以前、天風会の会長さんが言っておられた。
人間というのは、暗示にかかりやすいので
どんな情報に接するかは
どんな暗示を自分にかけてあげるかとイコール。
流行っているウイルスがデルタ株からオミクロン株に変わったら
行なっている対策も変えました、なんて人いたんだろうか？
実家が巨大なホテルオーナーだったために
ホテルで育ったという友人がいる。
ホテルは集客のためにときどき著名な占い師を呼んで
イベントを開催していた。
すると呼ばれた占い師はイベント開催期間はホテルで宿泊する。
サービスのつもりでオーナーが可愛がっている孫の占いを
勝手にしてくれっちゃったりするんだそう。
すると複数の占い師から
この子はいずれ失明すると言われてしまった。
頼んでもいないのに
勝手に占われた挙句に
そんな言葉をかけられてしまったら
子供心に影響力は計り知れない。
視力が下がるたびに
その予言が脳内で再生されて鳴り響いてしまう。
占われたのは一度だけなのに
あなたは４５歳までは生きられますと
声をかけられたひとがいる。
そんな言葉を投げかけられたら
自分の寿命は４５歳なんだって
暗示にかかってしまっていた。
ましてや４４歳で大きな病気に罹ろうものなら
脳内には、４５歳で死ぬという暗示が再生されて鳴り響いてしまう。
ネガティブなフレーズが脳内で再生されれば
その都度、不安を強化してしまう。
自分で継続して暗示をかけ続けてしまう。
指揮者の近衛秀麿さんはこころの力によって白髪になってしまった。
戦争でドイツにおいてアメリカ軍の捕虜となって収容された。
近衛さんは英語が話せた。
ある夜、アメリカ兵の会話が耳に入ってしまった。
「コイツらを処刑にする」
迎えた翌朝に自分の髪が真っ白になっていたんだそう。
勤務していた東京海上でも同じ話を聞いたことがある。
全国展開している金融機関において
地方の街では総合職が管理職と部下の２人だけという支社がある。
赴任した先の支社長と超絶相性が悪かった方が１週間ほどで白髪になってしまった。
当事者の彼にとってはものすごく苦しかったのは間違いない。
無意識で感じていることをカラダは表現してしまう。
上司が左側に座っているから
叱責の言葉は常に左から聴こえてくる。
すると左耳が聞こえなくなる。
もっと面白いのは姑さんの声だけ
耳で聞き取りづらくなったりする。
相手が本当に酷いクソみたいな奴かどうかは関係ない。
本人の感受性でそのように受けとめてしまうと
無意識はカラダで表現してしまう。
幸せかどうかって
１００％主観。
自分がどう感じているかが１００％。
それは脳内の会話がどう行われているか。
だからこそ知らないうちに妙な暗示にかけられないよう
シンプルにいい気分を感じる選択を続けていく。
見えないからって
ついないがしろにされてしまいがちなのだけれど
幸せであるためにもっとも大切なのはココロだもんね。
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