師匠の師である野口晴哉先生が反省させることには意味がない。
人間の潜在意識を知らない者がやらせていると喝破している。
わずか数分の整体指導の中での声掛けで
相手のカラダ
すなわち潜在意識の転換を起こして
奇跡的な心身の変化を誘導していたのが野口晴哉というひとだった。
その先生が反省させることは無意味と断定していた。
反省の意味を調べると
自分の行動や言動の良くなかった点を意識しそれを改めようと心がけること。
反省文を書かせられて
本当に申し訳ないと感じたことってあるだろうか？
ＴＶで謝罪反省会見を見たりすると違和感を感じないだろうか？
いったい誰のために、何のために行われている儀式なんだろうって。
強制というのは自発的な芽を摘みとる行為。
強制からは自発的な心は発生しない。
強制からは自発的な後悔は生まれない。
自発的に行動しようとしている人に対して
それをやったらいいよ
それはやるべきだよと
賛成して同意を重ねれば重ねるほど
自発性を消し去ることができる。
叱った後に、わかった？
と念押ししている親がいるけど
潜在意識で本当に理解することを消し去る
真逆の声かけでしかない。
反省させることには意味がないと
実務の中で見抜いた方が
『反省させると犯罪者になります』という本を書かれている。
臨床教育博士だった岡本茂樹さん。
刑務所の犯罪者矯正プログラムに携わった中で到達した結論が
反省させてはいけない
ということだった。
殺人などの凶悪犯罪犯のプログラムに携わった岡本さん。
反省文は百害あって一利なしだと。
本音を抑圧することになり、最後に爆発する人間を作ってしまうと。
ぼくらは問題行動を起こした者に対して
相手や周囲の者の気持ちも考えろ
と言って叱責しがちだけど、
最初の段階では
なぜそんなことをしたのか、自分の内面を考えてみよう
と促すべきなのだと。
今実際に学校現場で行われている
反省を強要させている生徒指導が
犯罪者を作っている可能性があると考えているって。
報道も同じ考え方に則っているよね。
そもそも殺人罪の受刑者で自分がしたことを悪いと思っている人はいなかったんだって。
ゼロだったって
彼らに内面を深掘りしてもらうと
必ず自分が傷ついていることに鈍感になっている。
いじめられた経験や
親から抑圧されたり、
無視をされてた現実を感じないようにしていたことを発見する。
自分が傷ついていたんだ、親から愛して欲しかったんだって
そんな本音に気づくことで
傷ついた自分に気付くことで初めて自分を大切に思えるようになる。
自分の本音と向き合っていない
すなわち
自分を粗末にしているからこそ
他者も容易く粗末に扱えてしまう。
他者を思いやる心を取り戻すことができるのはその次の過程なんだそう。
本音を吐き出させて、自分の内面に気づくことでしか本当の後悔は生じない。
本当の後悔からしか本当の反省は湧き起こってこない。
だから、その過程を経ていない反省文を強制させるやり方は受刑者の抑圧を強め、再犯率を高めてしまうんだと。
ぼくらが体験している世界は、自分の内面、波動の反映になっているんだから
岡本さんの指摘はものすごく的を得ている。
自分の脳内の会話が優しくならないと、
本当の反省、すなわち自らの内側が変容して出現する本当の反省は生じないということを裏付けてくれている。
これってカラダが回復していく過程と同じだよね。
異常な表現をしているカラダは大抵鈍って感じていない。
カラダを緩めていくと感じるセンサーが復活する。
感じられるようになって異常部位を知覚できる。
異常部位を痛く感じたり違和感を拾えるようなるから
回復させようというホメオスタシスが働き出す。
鈍らせたままだと
こころもカラダも治癒の過程に入ることが出来ない。
現状を感じとってからじゃないと
内側からの治癒は起こらない。
究極に人を変容させてしまう方法について小林正観さんが
この動画で話している。
４７，８年ずっと人を憎み、呪い、人に嫌がらせをしてきて周りから嫌われ続けてきた男がいる。
その男をわずか１５分か２０分で真人間に変える方法を記せ。
この動画は、ぼくらの社会で悪いことをしたら反省文を書かせる、
反省をさせるというやり方について問いかけてくる。
めっちゃオススメ動画です。
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