すごく記憶に残っているTV番組がある。

 

爆笑問題がホスピスの医師を訪ねて対談をしていた。

途中から見たんだけど、日本海の近くのホスピス。

死を迎える場所というテーマでその先生を訪ねたみたい。

その先生はなるべく患者さんの意向に添って

 

自宅で死を迎えさせたいと考えていた。





死というのは誰にとっても100%確定的な未来。

生命の灯が消えるとき。

体が弱っている状態で、自分がいる場所が自宅じゃなくて病室だなんて

 

心地よいわけない。

 

旅行から帰宅して、

 

久々に自分のふとんで横になると

 

なんだかホッとしたって経験ない?

 

 

 

 

 

それなのに死を前に、

 

横たわっているのが自分のふとんではなくて

 

見慣れぬ病院のベッドって、

 

考えただけでも心地よくないもんね。





その先生は患者さんの自宅に行き、

 

その人が歩いてた道、

 

よく見ていた海などを体験すると、

 

患者さんの感情の一部を共有できるような気がするんだって。

 

自分がより患者さんと向き合えるようになるって。




 

その先生が言ってた言葉が印象的だった。

 

死ぬ直前に、今何がしたいって聞くと。

 

返ってくる答えはすごく普通のことなんだって。

 

 

 

 

 


立ってみたい。

歩いてみたい。

 

それも歩きたい道は自宅から近所のスーパーへのアスファルトの道だったり。

 

手を握りたい。

ビールが飲みたい。
 

家の裏の海が見たい。

 

 

 



返ってくるのは普通のことばかり。
普段なにげなく過ごしている日常。

 

 

 

 

 





普通という名の奇跡に、亡くなる前にみんな思い当たるんだと。


できうるならば、もっと前にそれに気付いて過ごしてほしい。





よく末期癌の患者さんが、その癌の臓器を切り取りたい、なくしたいって言うんだって。

 

でもその臓器がなければ人間は生きていけない。


いつ癌になるかわからないような臓器によって生命は支えられているんだよって。








これはすごく大事なことなんだよね。


だって今癌になっている臓器は、

 

今まで50年、60年、70年、80年とあなたを支えてきてくれたんだから。





自分の会社を40年愚痴も言わずに支えてきてくれた人が病気になって倒れたら、

 

じゃあ明日から来なくていいよ。

 

あなたはクビだからって申し渡すのと違いはあるだろうか?

そんな臓器に対して、

 

なくしてしまいたいって、

 

どれだけ冷酷非情で残酷な感情かということを認識したほうがいい。
 

よく肝臓が癌ですって言われたりするけど。
 

違う。

あなたが癌なの。

 

◯◯さんが癌なの。

あなたという畑から生み出した実が癌なの。

だから実を変えたいのなら自分自身を変えなきゃ。

 

 

自分のどういう感情や心の使い方がその実を作り出したのか見つめ直した方がいい。

 

 

 

 

 

 

インド人女性のアニータ・ムアジャーニさんは

癌で昏睡状態になり

 

臨死体験を経て

 

意識状態が変わり

 

目が覚めてから数日で癌がなくなった方。

 

完全に心身の状態が変容することで起きた現象でもある。

 

臨死体験中にアニータさんのカラダという畑がすっかり変わってしまった。

 

 

 



人間を物として扱うのなら

 

異常になった部位を交換すればいい。

 

iPS細胞はその発想から生まれている。

 

 

 

 

 

ところが人間は物じゃない。

 

もともと卵子と精子の細胞からすべての細胞、臓器を創り出している。

 

 

 

 

 

この文章を読んでくれているあなたは

 

間違いなく生きている。

 

ただし

 

その生きているは

 

ぼくらの知らないところで営まれている。

 

呼吸して酸素を取り入れて

 

全身にいき渡らせている作業。

 

食べたものを消化し栄養を吸収する作業

 

体液、血液を全身にくまなく運び循環させている作業。

 

 

 

 

 

そのすべての作業にふだんは気づくこともなく

 

意識が、考えたり、文書を読んだりしている。

 

 

 

 

 

意識がこの心身に宿り

 

働いている、その背景には

 

見知らぬ作業を黙々と

 

滞りなく進めてくれている

 

無意識運動の営みがある。

 

 

 

 

 

いつも応援してくれている

 

メッセージを送ってくれる

 

カラダのことを忘れないために記しておきます。

 

ありがとうね。

 

 

 

 

 

死ぬ直前であろうと

 

今であろうと

 

ぼくがしたいことは

 

好きな人にふれていたい。

 

 

 

 

 

ふれるコミニケーションを通じて

 

関わった方々の心身、

 

人生が滞りなく動き出して

 

和やかな微笑みがたくさん生まれて欲しいってことに尽きるかな。

 

 

 

 

 

 

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