ひとは同じ空間にいるだけで影響を及ぼしあう。

 

もちろん、影響を受けやすい敏感なひとと

 

影響を受けにくい鈍いひとがいる。

 

 

 

 

 

むかし仕事帰りに日比谷駅で電車に飛び乗ったら

 

車内には異様な雰囲気がただよっていたガーン

 

 

 

 

東京ではこういうときって浮浪者が乗っていたりすることが多い。

 

あれっ

 

臭くない。

 

けれども原因はすぐにわかった。

 

60代とおぼしき

 

こんがりと日焼けで黒光りした男が原因だった。

 

 

 

 

 

 

 

おじさんはなんと女性のビキニ水着を着て坐っていた。ポーンポーンポーン

 

 

 

 

 

水着の色は派手な蛍光色の黄緑 叫び

 

ここが浜辺だったらまあ見逃している光景かもしれないが

 

東京メトロ千代田線の車内である。

 

 

 

 

 

そして目はらんらんと膝上の本に見入っていた。

 

躁鬱の、躁状態のひとの目で見たことがある眼光。

 

振り切れている方に見かける目だ。

 

 

 

 

 

普段なら帰宅時間帯の車内で座っている人のほとんどが寝ていたりするんだけど。

 

おじさんの周囲では誰も寝ていなかった。

 

みんな自分のレーダーでおじさんを捕捉しているのに

 

決してその車内の1点に視線を向けない。

 

 

おもしろ~い てへぺろ

 

 

仕事帰りでお疲れのはずなのに、みんな覚醒していた。

 

 

 

 

 

ある意味、狂気のおじさんは

 

車内の空間を支配していた。

周囲の全員がおじさんに感応している。

 

 

 

 

 

ある時、電車内で

 

カップルの女が連れの男をなじっていた。

 

他人の目があるところで連れをなじるわけだから

 

完全にヒステリーのキツイ言動。

 

 

 

 

 

聞こえてしまうこちらの胸が締め付けられる。

 

なじっている、責めている女の声だけが響いている

 

独特の静けさが混雑した車内に醸し出されていた。

 

その空気は女だけが作っているのではなく

 

感応させられた周囲をも含めて作られる。

 

 

 

 

 

日本が戦争で敗けたとき

 

悲しい~という感情を持つ人が多かったそうだが

 

悲しいとは反対にカラダは緩み、

 

ホッとしている人が多かったと野口先生が書いていた。

 

秘密警察が監視している世界が終わったという空気

 

安堵としてカラダが感じとっていたと。

 

 

 

 

 

パンデミックの時の同調圧力というのも

 

周囲を感応させていく力のある空気だった。

 

 

 

 

 

車内でマスクをしていないひとに向けられる視線。

 

咳をしている人がいると席を移動する人。

 

過剰に怯えている無知なひとが多数派となり作り出されてしまった空気

 

ほとんどが自分のカラダの力も自覚して生きていないからね。

 

その空気に感応させられちゃっている人も多かった。

 

 

 

 

 

好きな人と会っているときと

 

嫌いな人と会っているときでは

 

自分のカラダの居心地が全然違うでしょ。

 

 

 

 

 

その違いは他人が観察することもできる。

 

みぞおちに手を当てると

 

好きな人が近づいてくると

 

気の気配ではみぞおちがパァーと開いてくるのが感じとれる。ラブ

 

好きではないひとだとみぞおちは開いてこないし、

 

嫌いな人なら、逆にキューっと閉じていく。ゲロー

 

 

 

 

 

パーソナルスペースに他者が侵入すると

 

普通は嫌なので閉じていくはずなんだけど

 

好きな異性や、恋人ならパァーと開いてくる。

 

受け入れたいってなっちゃう。

 

文字通り感応しやすい状態なわけ。

 

 

 

 

 

嫌なことや辛いことがあったときに

 

帰宅してパートナーに抱きしめてもらって

 

落ち着いたことのある経験したことはない?

 

ふだん不眠気味なのに添い寝してもらうと

 

安心して爆睡できちゃうって経験したことない?

 

それ、感応しちゃってます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

相手にふれると悪いものをもらっちゃう

 

なんて言っている治療家の先生がいる。

 

それは自分が相手に感応してしまっているということ。

 

 

 

 

 

整体指導者として愉気を行うのであれば

 

こちらの状態に相手を感応させなければならない。

 

そのために気合を学び

 

自分の肚を作らなければならい。

 

自分のカラダが実の状態、

 

肚が気で充ちている実の状態でふれていくことが基本。

 

 

 

 

 

ひとは感応する生き物だから

 

よい気のものと感応する機会を多くつくってあげればいい。

 

神社やお寺などにお参りして

 

心地よくなるのも神さまや仏さんに

 

感応していることで生じている。

 

 

 

 

 

感応によりカラダを通じて感じられる

 

独特の居心地のよさってある。

 

 

 

 

 

悟っておられる井上貫道老師の隣で坐禅すると

 

言葉での説明は難しいんだけど、それはもう明確に違う。

 

思考が浮かんでくること自体は人間にとって自然なことなんだけど

 

老師の隣に座ると、不思議なくらい思考が浮かんでこない。

 

老師は自分を道端の石ころのように放っておられて思考をいじっていない。

 

老師の在り方、静寂に感応してしまう。

 

 

 

 

 

世界最高の俳優トレーナーである

 

ロシアのヴァレリーガレンデーエフ先生と

 

公開レッスンでご一緒すると

 

不思議と緊張しない。

 

感情を豊かに声で表現できるリラックスした先生の在り方に感応させられていた。

 

ガレンデーエフ先生の豊かな「カラダ」モードに感応していた。

 

 

 

 

緊張しいの友人が、彼の師匠である

 

絶対に力をいれてはいけないという古武術の黒田鉄山先生と

 

パリでの公開演武でご一緒すると緊張しないという。

 

武術的身体を持つ先生の在り方に感応させられてしまう。

 

 

 

 

 

これらは圧倒的なリラックスを獲得したカラダを持つ方々と

(上記の方々は言うまでもなくただのリラックスではありません。他に適当な言葉がないので便宜的にリラックスと書いています。念のため)

 

 

ご一緒したとっても分かりやすい例ではあるんだけど。

 

 

 

 

 

 

 

基本、誰とでも感応って発生しちゃうんです。

 

 

 

だからこそ

 

 

何と感応したいか=何の影響を受けたいか

 

 

 

 

 

だから誰と付きあうかがとっても大事になってくる。

 

どういう環境に身を置くかがとっても大事になってくる。

 

 

 

 

 

 

 

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