前立腺炎と前立腺肥大症の関係 | 前立腺炎と治療 症状や治療法・薬・漢方薬などの情報をまとめたブログです 

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前立腺炎の症状や治療法をまとめたブログです。前立腺炎は男性特有の病気ですが、急性前立腺炎と慢性前立腺炎がありますが、それぞれの症状の違いや原因、病院での検査法や治療の仕方、薬・漢方薬などの情報をまとめています。

前立腺に関する病気で中高年男性に多く見られる前立腺肥大症

 

近年20代以上の若い男性にも見られる前立腺炎があります。

 

 

両者とも頻尿やおしっこの勢いがない、おしっこが残った感じがするといった症状があり、

 

大変似ている病気とも言われています。

 

 

では具体的に違いはあるのか、関係はしているのか、ここで解説していきます。

 

前立腺炎と前立腺肥大症は似ているが原因が全く違う

 


前立腺炎と前立腺肥大症の症状は前述のとおり、頻尿やおしっこの勢いがない、

 

おしっこが残った感じがする残尿感といった症状のほか、

 

下腹部の違和感があります。

 

 

 

 

ただ前立腺炎だと発熱が見られることがありますが、

 

前立腺肥大症についてはおしっこするまで時間が掛かるほか、

 

夜トイレに行く回数が増えるといった微妙な症状の違いがあります。

 

 

前立腺炎の原因について様々ありますが、38℃以上の発熱を伴うものだと、

 

主に大腸菌やクラミジアといった病原菌が原因で起こっているものと考えられ、

 

尿検査などによって原因となる菌を特定していきます。

 

 

病原菌以外だとデスクワークや長時間自動車運転などによって

 

座りっぱなしの姿勢であったり、疲労、ストレス、

 

体の冷えなどにより前立腺への血液の流れが滞ることによって起こると言われています。

 

 

特に疲労、ストレスなどといった原因で前立腺炎になるケースは

 

20代以上の若い男性に多く見られるといった特徴があります。

 

 

一方の前立腺肥大症ですが原因は未だ解明されていないところが多いのですが、

 

年齢を重ねると共に男性ホルモンのバランスの変化によって

 

前立腺が肥大してしまうと言われていましたが、

 

近年では糖尿病や高血圧症などといった生活習慣病との関連性について

 

検討されています。

 

 

主に40代以上の中高年男性に見られるといった特徴があります。

 

 

 

前立腺炎から前立腺肥大症になるのか?


結論から申し上げますと、前立腺炎と前立腺肥大症は全く別の病気となりますので、

 

前立腺炎になったから前立腺肥大症になるとは言えません。

 

 

しかし、両者とも生活習慣が深く関わっていると考えられるため、

 

前立腺炎が完治した後に前立腺肥大症になる可能性もあるかもしれません。

 

 

特に戦後日本の食事の欧米化や公共交通機関などの発達、

 

社会情勢の変化などによって様々な生活習慣病が起こっております。

 

 

情報機器の発達や経済のグローバル化、長引く不況など様々な事情で

 

ストレスを非常に抱えやすい側面もあります。

 

 

食生活の乱れや不規則な生活習慣、ストレスなどといった様々な要因によって

 

前立腺炎や前立腺肥大症の原因になっているのではないかと指摘されています。

 

 

これ以外の生活習慣病の予防のために、日頃からなるべく生活リズムを整え、

 

疲労やストレスをためにようにすることと、栄養バランスの取れた食事を摂るようにし、

 

ウォーキングなど軽い運動を行うことで運動不足を解消するようにしましょう。

 

 

前立腺炎と前立腺肥大症の関係まとめ


前立腺炎と前立腺肥大症の違いについてまとめてみました。

 

 

おしっこが出にくくなったり、トイレに行く回数が昼も夜も増えたり、

 

下腹部に違和感や痛みがあるなど、似たような症状がありますが、

 

前立腺炎だと38℃以上の熱が出ることがあったり、

 

おしっこするときの痛みや不快感があるといった微妙な違いもあります。

 

 

また前立腺肥大症は中高年男性に多く見られるのに対し、

 

前立腺炎は20代の若い男性にも見られるほど年齢層が幅広いことが特徴です。

 

 

症状が似ているため、どっちだろうと迷うことが多いと思いますが、

 

おしっこするときの状況や体温が高くないかどうか、

 

病院を受診される際に詳しい状況を正確に医師に伝えましょう。

 

 

また、日頃から生活リズムや食事に気をつけ、ストレスを定期的に発散させたり、

 

体を冷やさないように心がけていきましょう。

 

 

そして、治療を受ける際は処方されたお薬を正しくのみ、

 

なかなか難しいことかもしれませんが、なるべく定期的に病院に受診するようにしましょう。