最近は姿勢とか体の歪みを話題にしていますが、なぜこういうことに注目するかというと慢性前立腺炎や間質性膀胱炎については素人がいくら感染症の可能性を検討しても事態は特に何も変わらないからです。

また、体の歪みというのは内臓も含めた様々な不調と関連するらしいので、姿勢とかの問題はやはり取り組むべき課題だと感じています。

 

ちなみに自身は尿検査という点では結構広範囲に菌種を調べたと思っていますが、結核の検査はしていません(たぶん結核はないと思いつつ…)。

まあ、菌やウイルスなんてのはあまたの数があるのでこれを検査で拾うのも大変ですし、検査で検出されたからといって症状との因果関係を証明するのも難しいので、検査は大事だと思いますが医療経済上の限界はあると思います。

そもそも臨床の現場ではある程度検査したら「感染症ではない」という流れになるので、そこからさらに結核とかを調べようといったことにはならないと思います。

ですので、感染症ではない、あるいは感染症との関係が明らかでないなら、あとは姿勢とか広い意味でのホメオスタシスを高める方向しかない、という考えを持つようになりました。

 

さて、明治から昭和初期までは結核が国民病というくらいメジャーで、現在の職場でおこなわれる健康診断も元々は結核患者をスクリーニングするために作られた制度だったりするのですが、そういう時代の人も結核とともに生きてきたわけですし、別に結核患者だからといってことさら差別されるようなことも(おそらく)なかったと思います(職場からは隔離されたと思いますが)。

自身が結核だとはさしあたり考えていませんが、何らか異常を抱えても先人たちはどうにかやってきたので、自身も先人に敬意を表し、どうにかやっていきたいなと思う次第です。

 

ただ、しつこいようですが、尿道炎・頻尿・微熱→精巣上体炎様の睾丸の痛み→膝・ひじの痛み、などといった症状はいかにも感染症っぽいですし、症状を自覚してから数週間の初期症状といわば慢性期の症状には違いがある(いきなり慢性前立腺炎や間質性膀胱炎になったわけではない)という感覚からも、感染症あるいはその影響との関係性・蓋然性というのは否定はできないように思います。

慢性の腰痛とか関節痛についても、これは想像が飛躍しすぎているかもしれませんが、菌なりウイルスが脊椎とかの神経に侵入していわば緩慢な脊椎カリエス状態になることもありうるのかな、と。

まあ、脊椎の感染になれば症状は重篤化しそうなので、どこかのタイミングで別の診断がつきそうですし、さすがにこれは妄想が過ぎるかもしれません。

 

 

さて、感染症というキーワードで思い浮かぶのはこの数年世界を席巻した頃名なわけですが、頃名禍以降、慢性前立腺炎が増えたというネットニュースもありました。

本当に増えているのかも謎ですが、ニュースでは在宅で座る時間が増えたからではないかとか指摘がなされていたと記憶します。

この点、慢性前立腺炎は座りっぱなしに多いといわれているので、姿勢などの問題で血流とかにも影響が起き、そこから内分泌とかも含めた不調が起きるという意味では確かにありうるかなと思います。

一方で、頃名については和久珍という面もあって、間質性膀胱炎が(時に慢性前立腺炎も)自己免疫疾患なのではないかという指摘があることからすると、和久珍との関係はあるのだろうかという想像も湧いてきます。

もっとも、和久珍接種以降、間質性膀胱炎とか膀胱炎が増えたとは聞かないですし、ネットニュースでは慢性前立腺炎が増えたとは指摘されていましたが、慢性前立腺炎も間質性膀胱炎も頃名以前からあるのでその関係性は謎です。

 

ちなみに自身は和久珍は0回でして、その理由はいくつかあるのですが、今回の和久珍に限らず和久珍は獲得免疫を上げる一方、自然免疫は落ちることがある、と言われているので当初から慎重に考えていました。

和久珍の作用についてはいろいろな見解がありますし、個々人で意見が分かれるところだと思いますので深入りしませんが、どうなんでしょうかね。

 

 

もうひとつ、感染症とか頃名関連で思ったのは、仮に慢性前立腺炎や間質性膀胱炎が何らか感染症と関連するなら、いわゆる風邪による発熱(免疫の作動)でついでにこれが治ってしまうケースはないのか、ということでした。

 

というのも、最近増えているという梅毒ですが、ペニシリンが普及する前は梅毒患者にはあえてマラリアに感染させてその発熱でこれを治療するという方法がとられていたことを想起したからです。

どうやら梅毒は40度くらいの熱(41℃で2時間とも言われている)に一定さらされると死滅・静菌化するらしいのですが、薬が開発される前はこういう治療が行われていたようで、薬ほどの効果はないとは思いますしマラリアからの影響もあったでしょうが、疾患の進行を遅らせるなど、発熱による一定の効果があったのかもしれません。

 

で、頃名の話なのですが、自身は昨年9月頃にはじめて頃名に罹患して、その時は40度を超える熱が出たりしました。

風邪になったら存分に自身の免疫を発揮させたいと思っていたので、解熱鎮痛剤などは服用しませんでした。

そのためもあってか、ちゃんと高熱が出て免疫が働いてくれたと思っているのですが、仮に慢性前立腺炎や間質性膀胱炎が感染症と関係があるなら、マラリア療法よろしく「ついでにこの熱で慢性前立腺炎も治らないかな」と内心アホな期待をしていたのですが、結果としてはそれで治るということはありませんでした。

まあ、熱が出るほど体力がある、ということだと思うので高熱を伴う経過であったことは悪くないことだと思っているのですが。

 

ここまで長々書いてきて何が言いたかったかというと、自身の発熱では慢性前立腺炎や間質性膀胱炎には影響はなかった、ということで、いわば発熱療法ともいうべきシチュエーションは症状には奏功しなかったということです。

 

よくわからない病態ではありますが、感染症との関連ではこんなことも考えられるんじゃないかということで、記録として残しておこうと思った次第です。