世話になった御仁にモノを贈ることを決意した。
普段は出入りしない百貨店の地下にある店を訪れる。
それ程高価ではないモノを贈ることにした。
店員嬢に商品を購入し「これを送ります」と伝えた。
この表現が良くなかったのだろう。
小生は配送してもらう旨で「送る」と言ってしまった。
店員嬢は小生が相手に手提げ袋で「贈る」と理解したようだ。
会話が何だかかみ合わない。
会計になってようやく商品を「送る」ことに気付いてもらえた。
店員嬢は手早く無地の熨斗紙をつけて商品を包装した。
「送る」のであるから、小生がカネを払い去ってから包装すればいいのだが。
商品を包装している店員嬢に作業を止めさせるのも気の毒だ。
「おくる」を「配送を願う」という表現に変えることにした。
店員嬢はここで「贈る」ことであり「送る」ことでもあることに気付いた。
小生の表現が良くないことで、小さな誤解を招いた。
日本語は難しい。