最近。「親ガチャ」という言葉を覚えた。
生まれる子供は親やその生育環境を選べないことを意味するようだ。
なるほど、確かにそうだ。
生まれる子供は親を選べない。
小生の生育環境は悪いものではなかった。
もうこの世を去った、愛情深い4人の祖父母。
小生と意見が対立しない両親。
大学院への進学まで許された経済的環境。
今、いくつか列挙したが、良い境遇である。
しかし、これが苦悩を産む。
小生はこのような環境にいたにも関わらず、無能である。
コミュニケーション能力の欠如、低水準の知能、物覚えの悪さ等。
恵まれた環境で育てば、それなりの人物になるように思うが、現実は厳しい。
小生はこれを「自分ガチャ」と呼ぶ。
考察する対象を自己の外に向けるのが「親ガチャ」であるが、徹底して内に向けるのが「自分ガチャ」である。
それなりの環境にいたにもかかわらず、人並みの能力を得ることができなかった。
無能を打破すべく、最大限の努力を重ねるがなかなか実らない。
いつまで続くのかわからない精神疾患。
落ちまくる国家試験。
考えていると憂鬱になってきた。
「自分ガチャ」の追究は自己の破滅に繋がりそうだ。