ふるさと納税の返礼品であるおせち料理が届かないと報じられた。
高額な寄付をすると、三段重ねのおせち料理を返礼品として受け取る。
生産が追い付かず、元日に間に合わなかったことが原因である。
ふるさと納税の返礼品に関する報道がされるとため息が出る。
ふるさと納税は自治体に対する寄付である。
寄付は本来、見返りを求めるものではない。
支払う者は金銭をプレゼントし、受けた側がありがたく頂戴する。
これで両者の関係は完結する。
ふるさと納税する御仁は、返礼品を目的に寄付をしているのだろうか。
それは寄付ではない。
通常とは形を変えた物品の販売といえよう。
高額な寄付をし、高価な返礼品をもらおうとするから、問題となる。
ふるさと納税をせず、おせち料理を購入する方が金銭の支出は少ない。
確定申告で寄付金控除を受けることができるが、それほどオトクとはいえない。
寄付とは見返りを期待する行為ではない。
小生は高価なモノが欲しいなら、購入する方が安いと考えている。