年月 | 抑鬱亭日乗

抑鬱亭日乗

複数の精神疾患を抱える者の独言を忌憚なく収録する
傾いた視線からこの世はどのように見えるのか

 本日は敬老の日である。

 町内会から祖母あてに粗品が配給された。

 祖母は大正生まれの90代である。

 

 事情により、祖母は現在、入院している。

 急な病により今年の3月まで生きられないと医者は言ったが、生きている。

 モノを飲み込む力がないので、鼻からチューブで栄養を摂取している。

 小生を病院の従業員と思っているようだ。

 

 同じ部屋の隣のベッドで高齢者が寝ている。

 祖母と同じような状態で寝ている。

 90代かと思っていたら、100歳を超えている。

 

 人間にはそれぞれ寿命があるらしい。

 20代、30代で亡くなる人がいる一方、100歳を超えても元気な人もいる。

 この差は何だろう。

 小生が考えても答えは見つからない。寿命の一言に尽きるのか。

 

 20代で病を発症した小生は祖母のように90代まで生きる自信はない。

 死なずに生きているのが不思議なので、生を全うすることを重視している。

 

 できれば、2075年まで生きたい。

 2075年はある組織が発足して200年目にあたる。

 その組織の200周年を祝ってから、死ぬのが理想である。