ネコ | 抑鬱亭日乗

抑鬱亭日乗

複数の精神疾患を抱える者の独言を忌憚なく収録する
傾いた視線からこの世はどのように見えるのか

 1ヶ月に2~3度のペースで美術館・博物館で見物する。

 京都、大阪、神戸、奈良、滋賀で開催される特別展へ行く。

 数少ない娯楽の一つである。

 

 先日、兵庫県立美術館で開催されている「ベルギー奇想の系譜展」を堪能した。

 数名前の客が来客5万人であった。

 もう少し早く着いていれば5万人目は小生だったかもしれない。

 惜しい。

 

 見物していると、カーテンで仕切られた部屋から猫の鳴き声が聞こえてくる。

 ニャォウ・・ニャニャ。

 部屋の前に紙が用意されている。

 

 その紙を手に、部屋へ行くと、何もない。

 ただの空間である。

 すると、猫の鳴き声が聞こえてきた。

 

 作品の題名は「猫のインタビュー」。

 今後の芸術について猫がインタビューを受けている。

 そんな発想は小生にはできない。

 

 今日も熱帯魚は元気である。