文化の日 | 抑鬱亭日乗

抑鬱亭日乗

複数の精神疾患を抱える者の独言を忌憚なく収録する
傾いた視線からこの世はどのように見えるのか

 本日は2015年11月3日、文化の日である。

 時の流れは早いものだ。
 
 2007年11月3日。
 もうこの日には異変が生じていた。
 東本願寺の阿弥陀堂で焦燥感に駆られながらボンヤリしていた。

 毎日生じる、中途覚醒と早朝覚醒。
 病的な抑鬱状態。
 文字を読んでも理解できない。
 自分の考えを文章にできない。
 何を言われているのか理解できない。
 抑え難い希死念慮。
 地下鉄に轢いてもらうため、ホームをウロウロする。
 食欲の減退。
 溢れる涙。
 迫り来る学術論文の期日。
 
 この日には既に発病していたと推測される。

 あの日から丁度、8年が経過する。
 生き延びたのが不思議である。
 
 薬の量はほとんど減らないが、今を生きている。