申請 | 抑鬱亭日乗

抑鬱亭日乗

複数の精神疾患を抱える者の独言を忌憚なく収録する
傾いた視線からこの世はどのように見えるのか

 今年も自立支援継続の申請を済ませた。

 いつまでこの法律の世話になるのだろう。

 雪が降る天気に自転車で市役所へ突撃。
 耳にできたシモヤケに赤みが増す。
 冷えた指先で文字を書くのは難しい。
 プルプル震えている。

 「寒いですね」
 「今、雪降ってますよ」

 非常勤職員嬢が気を使ってくれたのだろう。これ以上の会話はない。

 自立支援は患者にとっていい制度だが、健康保険組合には都合の悪いものかもしれない。自己負担を増やすことを望んでいるのだろう。

 この制度の世話にならなくなる日が待ち遠しい。