日本社会はコミュニケーション能力を備える人間を重宝するらしい。
喋りが下手で、時々吃音を伴う小生はその対極にいるらしい。
さて、コミュニケーション能力とは一体何か?
これ字義的に解釈するなら、他人との口語による意思疎通能力を指すと思われる。
広義的には、言語により自在に他人との意思疎通を図り、相手の意見を承認した上で自分の意見をサラリと主張できることか。
極めて抽象的な概念である。
定義に誤りがありそうだが、大凡はこれくらいの意味であろう。
大学生が就職活動する際に、必ず身につけねばならぬ能力の一つにコミュニケーション能力が挙げられる。
優秀な学生に数多く接する機会があったので、彼らを遠くから観察しているとあることに気づく。
調和に重きを置いているためか、どこか薄っぺらい御仁が少なからずいる。
癖があってもいいのではないか。
そのような気がする。