フラリと京都市内の大型書店へ出かける。
新刊書や新聞の書評に紹介された本を立ち読みしていると、大学院の指導教授の姿を発見。
「まずい」
あまり会いたくない人物である。
本棚に隠れ、先方が立ち読みし始めたのを見計らい、レジへ。
そそくさと精算し、急いで店を去ろうとした。
だが、見つかってしまった。出口に仁王立ちで「ひさしぶり」と声をかけられ連行される。
どうやら先方が先に小生を見つけていたらしい。
近くの喫茶店で取り調べが始まる。
近況、購入した書籍、最近の社会問題に対する見解、等。
大学教授は変な人が多い。