通院日 | 抑鬱亭日乗

抑鬱亭日乗

複数の精神疾患を抱える者の独言を忌憚なく収録する
傾いた視線からこの世はどのように見えるのか

 月に一度の通院日。

 予約制に変わってから、待ち時間がないので診察前に疲労困憊することはない。

 

 毎度同じような会話を繰り返す。

 医者は「ドーデスカー」と問う。私は「調子いいです」と返答する。

 この医者、人文科学系統にやたらと詳しい。

 診察中、文学や美術の話になることが多い。

 先日、ワシントンナショナルギャラリーを見物に行ったと言うと、「うわーええなー、羨ましいわ」と返答される。


 現在服用している薬の量からすると、日中に眠たくなるらしいが、そのような兆候はない。

 朝はしっかりと起きられる。起きてこない者を起こしに行くことがある。

 どうなっているのだ、己の脳は。


 「もーしばらく、よーすをみましょー」ということで薬が処方される。

 詳細は下記の通り。一日あたりの量を示し、これが28日分処方された。

 

 ・パキシル 40mg

 ・トフラニール 200㎎

 ・ジプレキサ 2,5㎎

 ・ドラール 15㎎

 ・メイラックス 2㎎

 ・下剤