10月26日は国制定の「原子力の日」。
1963年10月26日に茨城県東海村で日本初の原子力発電に成功した記念日である。
当時の新聞には「原爆恐怖の象徴である原子力が平和な電灯をともした」と報じている。
原子力発電に賛否両論あったようだが、ここから日本の電力は原子力にシフトし始める。
が、そのわずか4日後、発電を停止。
「ずさんだった原子力発電」と報じられたことから、何らかの問題が発生したのだろう。
これについて、アメリカの原子メーカーと日本が互いに「技術が未熟」、「故障が多い」と言い張っている。
アメリカ側の指摘の一つに「指揮命令系統が円滑を欠き、管理機構は不合理」が挙げられる。
原子力発電が成功した日から今年の東電の事故が芽吹いていたのだろう。
当時のアメリカの指摘は今日に至っても払拭されていない。