バブル | 抑鬱亭日乗

抑鬱亭日乗

複数の精神疾患を抱える者の独言を忌憚なく収録する
傾いた視線からこの世はどのように見えるのか

 伊藤洋介『バブルでしたねぇ』(幻冬舎文庫、2011年)を読了した。


 著者は学生時代をバブル期と呼ばれる経済社会で過ごしたらしい。

 偶然、重なっただけなのかもしれない。

 その後の「失われた15年」、「氷河期」に私は学部生として過ごした。


 80年代後半、世間はうかれていたようだ。

 金銭感覚が狂い、物欲、性欲が入り乱れていたのだという。


 私はバブル期に生存はしていたが、バブルを認識できる知能を得ていない年齢だったので、バブルを知らない。

 今の社会とは全く違う世界が日常であったらしい。


 当時の用語を理解できないでいる。

 「シャインズ」、「キクチタケオのスーツ」、「私をスキーに連れてって」、「肩パット」・・・・。

 なんじゃこれ。

 

 生きている間にバブルを体験してみたい。