大阪府北摂地域で連続して起きた女児死亡事件② | 全曜日の考察魔~引越し版

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大阪市東淀川区小1少女死亡事件

山川典子ちゃん(当時6歳)は、1991年5月6日に、大阪市東淀川区西淡路の自宅付近の公園で遊んでいたが、午後5時半ごろから行方がわからなくなり、その後、守口市のマンションの貯水槽下で遺体となって発見された。当初、現場で濃い緑色の外車が目撃されており、ひき逃げと見られていたが、典子ちゃんは頭と右手足の三か所を骨折、腹部全体に多くのひっかき傷と、右肩から左腹にかけて幅十五センチの帯状の皮下出血がたすき掛けにあったものの、交通事故特有のタイヤ痕はなく、殺害されたあと車で運ばれて遺棄されたものと考えられる。さらに、大きな傷は体の右側に偏っているうえ、腹部の傷も縦、横、斜めと方向がまちまちなのも、これまでの事故による傷の特徴と大きく食い違っており、解剖医が再度原因を検討したが、事故とは断定できなかった。

大阪府吹田市4歳少女殺人事件

森山千郷ちゃんは1991年9月11日午後、「公園に行く」と自宅を出たまま行方不明になり、同15日、約4キロ離れた大阪市東淀川区の淀川河川敷で水死体で発見された。府警は当初から何者かが連れ去り生きたまま川に放り込んだとみていたが、目撃証言が少なく捜査は難航した。

千郷ちゃんは、「多くの人に愛され、故郷のような所がたくさんできる子に育ってほしいと」と名づけられ、「アンパンマンが好きで、公園で遊ぶのが大好きだった」とのこと。

その後、千郷ちゃんが遊んでいた公園の付近で事件の2~3週間ほど前から40歳前後で頭髪を後ろで束ねた不審な中年女性が幼児に声をかけるなどしていたという情報があり、千郷ちゃんの姿が消えた11日以降はこの中年女性も姿を見せていないことから、この女性がを連れ去った疑いも浮上したが特定することはできなかった。

実は事件の2か月前(7月)、の父親はある事をきっかけに自ら命を絶っている。それは当時大阪の証券会社で主任を務めていた父親が、顧客数人に「儲かる会社があるから投資しないか」などと持ち掛け、株取引を装って約30億円を集め、その後父親は会社に「夏休みを取らせてほしい」と連絡を取ったのを最後に失踪し、東大阪市のラブホテルで拳銃で頭部を撃ち抜き自殺していた。

そして、父親が残した遺書には「株の売買でたくさんの人から借金をし、失敗して大きな額になった。もう生きられない、娘の事をよろしく頼む。」と記されていたという。

この事で父親の会社には「被害者」を装った暴力団関係者から脅しの電話がかかってきており、当時のは母親の実家で暮らしていたが、そこにも暴力団風の男が訪れていたという話もある事から、この事件はこの事件は父親に恨みを持った人間の犯行ではないのかという見方もある。