※同一犯かどうかわからないので、便宜上このタイトルにします。
概要
1990年10月から1992年4月までの間、大阪府北摂地域を中心に、4件の女児が死亡する事件が発生した。発生時期や被害者の年齢層が近いことから同一犯の犯行が疑われている。
今回は同一犯かどうかわからず、死亡原因も殺人とは断定できないのでこのタイトルにしました。
豊中市小5少女浴槽殺人事件
1990年10月14日夕方、豊中市刀根山1丁目の自宅の浴槽の中で、市立小学5年生の智片直子ちゃん(当時11歳)が意識がない状態でぐったりして倒れているのを帰宅した母親が発見し、直子ちゃんは病院に運ばれたが、意識が戻らないまま事件から約2ヵ月後の12月9日に死亡。
大阪府警捜査一課の調べによると、直子ちゃんの遺体には首を絞められたような跡があり、母親が帰宅する直前に自宅玄関前の階段から慌てて走り去るジーンズ姿の不審な若い男の姿を目撃しており、この男を目撃した直後に直子ちゃんが浴槽で倒れているのを発見している。
この男の年齢は20歳から25歳くらいで、身長は約170cm前後、体格は中肉で鼻の下に髭を生やし、茶色の長そでシャツに黒のズボン姿、手には小さいバッグを持っていたとされる。同日午後5時前には、直子ちゃん宅の飼い犬をあやしている姿が近所の主婦に目撃されていた。
警察はこの目撃された男が事件に関与した可能性が強いとして男の似顔絵を作成、延べ約54000人の捜査員を投入したが、この男を特定することはできず、2005年12月9日、公訴時効が成立した。この事での両親は連名で手記を公開し、「焦りと絶望の交錯する辛く悲しい気持ちでいっぱい。」と時効を迎えた心境をつづり、「罪のない幼い命を奪った犯人が善良な市民の顔で暮らしていることは許せない、今からでも真実を語ってほしい」と悲痛な思いをつづっている。