全日本東京倶楽部バンド -48ページ目

金魚続報その2~カエルの思い出

我が家の金魚はなんとか一週間生き延びた。これで“すぐに死んでしまう縁日の金魚”からは脱して、今後はうまく世話ができるかどうかという段階に入ったようだ。
ペットショップには“金魚は丁寧に世話をすれば10年生きることも珍しくありません”と書いてあった。確かに子供の頃飼っていた奴は、結構長生きしたしでっかくなった。たぶん10cmぐらいまでは成長したと思う。そうなると何とか長生きさせなきゃという気になってくる。
とはいえ、こちとらズブの素人だい。どうすれいいんだろう?

ちなみに昨年の夏からちっちゃなアマガエルを2匹飼っていた。
行きつけの野菜直販農家のお兄ちゃんたちが(長男より2つぐらい年上)田んぼで長男にカエル取りをさせてくれたからだ。ピョンタは夏の終わりから冬へ向かうという難しい時期にかかわらず、冬を超え春まで生きた。なんといっても大変なのは餌でカエルは生きた小昆虫でなければ食べないので一苦労だった。それでも、虫を捕まえることに関しては天才的な動きを見せるかみさんが、クモやら蚊やらをつかまえてあげていた。冬に向かう季節のなかで、食料の調達はだんだん厳しくなっていく。ピョンタより倍以上でかいクモを捕まえてきた時があった。普通の生物は自分より大きなものは食べないでしょ。ピョンタも果敢にチャレンジしていたがさすがにあきらめていた。

1匹のピョンタは冬の間はあんまり動かなかった。当然冬眠状態なんだろう。もう一匹は元気良く飛び回っていた。しかし元気良かったほうのピョンタは春を越えたころから体が黒くなってきて、えさも冬眠から覚めたピョンタに取られてしまうことが多くなって結局死んだ。あれはたぶんカビかなんかがはえる病気だったと思う。それに冬眠しなかったことが原因かもしれない。かみさんはピョンタが死んだショックでもう一匹は逃がすと言った。それで川原に放してやったがたぶんそのほうが過酷な生活だろうなあ。それでもどっちが幸せかは押して知るべしか。

ピョンタに続いて金魚がやってきたわけだが、金魚に関してはおいらのほうが力が入っている。というかそのうちに金魚か熱帯魚を飼いたいと思っていたので渡りに船だったのだ。子供たちは金魚にえさをやることが楽しいらしい。長男がやると次男もやりたがる。で金魚が食べると「食べた!」といって喜んでいる。カエルがえさを獲るシーンは小さいけど凄い迫力だったが、一瞬なのでめったに見られなかった。金魚には迫力はない。が、えさをやれば必ず見られる。えさを食べてくれるとなかなか愉快な気持ちになる。